志望動機が書けない悩みを解決!難しく考えすぎ?諦める前にできる簡単な解決策と例文集

就職活動では、エントリーシートや面接で志望動機が書けないと悩む学生が多いです。
本記事では、「なぜ書けないのか」という原因を解説し、具体的な対策や例文を紹介します。
自分らしい志望動機を作りたい方は、ぜひ参考にしてください。
- 志望動機が書けない方
- 志望動機が書けない原因を知りたい方
- 志望動機が書けない時の対策法が知りたい方
志望動機が書けない原因
就職活動で求められる志望動機は、応募先の企業に「自分の魅力」や「応募の理由」を伝えるための大切な要素です。
ところが、いざ書こうとすると、最初の一文で手が止まってしまうケースが多く見られます。
ここでは、よくある志望動機が書けない原因を紹介します。
自分の強みや経験を十分に整理できていない
就職活動では、過去の経験やスキルをきちんと振り返る自己分析がとても重要ですが、十分に整理できていないと志望動機が書けません。
アルバイトやサークル活動での取り組みを「たいしたことではない」と思い込み、自己評価が低いままという学生は少なくありません。
そうなると、どんな強みをアピールしたらいいのか分からず、「書きたい内容が思いつかない」という事態に陥ります。
まずは、学生生活で頑張ったことや学んだことを時系列で書き出し、「その経験で何を得たのか」を言語化してみると進みやすいです。
企業や職種への理解が足りない
応募先の企業や職種について十分に理解していないと、志望動機が書けないのも無理はありません。
企業研究をしないままでは、「なぜこの企業なのか」を説得力を持って伝える文章が書けないまま行き詰まる可能性が高いのです。
それを避けるためには、企業HPや採用情報、業界ニュースなどを活用して、企業や職種の特徴を把握することが大切です。
こうした特徴を理解すれば、「自分の強みがその会社でどのように役立つのか」を具体的に結びつけやすくなります。
完璧を求めすぎて書けない
「志望動機は絶対に失敗できない」という気持ちが強すぎると、最初の文章にこだわりすぎて先へ進めなくなることがあります。
他の就活生よりも魅力的に見せようと意気込みすぎると、かえって空回りしやすくなります。
大切なのは、どのような経験からその企業を志望するに至ったかを論理的に伝えることです。
まずは大まかな内容を書き出し、後から加筆・修正でブラッシュアップする方が効率的といえます。
志望動機が書けないときに試すべき3つのステップ
では、実際にどのような行動を取れば書けない状態を脱却できるのでしょうか。
ここでは、簡単に試せる3つのステップを紹介します。
自分の状況に合わせて順番に進めてみると、頭の中で曖昧だった志望動機が少しずつ形になるはずです。
Step1:自分の経験や価値観を書き出す
まずは、自分の経験や価値観を洗い出すことから始めましょう。
大学での学びやアルバイト、サークル活動などを振り返り、例えば、店長代理を経験したアルバイトでの気づきや、部活でリーダーを務めた際に学んだことを整理してみてください。
そのうえで、「なぜそれを頑張ったのか」「何を得たのか」を補足すると、自分の価値観や強みが明確になります。
最初は下の例のようにざっくりと書き出すだけでもかまいません。後から整理しやすくなります。
例:
経験・活動 | 具体的な取り組み内容 | 得られた学び・強み |
---|
アルバイト(飲食店) | – 接客やレジ業務を担当し、お客様対応を中心に経験 – 忙しい時間帯のオペレーション管理にも関わる | – コミュニケーション力と臨機応変の対応力が身についた – クレーム対応から責任感を学んだ |
サークル活動(バスケ部) | – キャプテンとして練習メニューの考案や部員のまとめ役 – 地域大会や合宿のスケジュール調整を任された | – チームをまとめる力を体得 – 目標達成に向けて周囲を巻き込む積極性を得た |
ゼミ研究 (卒業論文) | – 研究テーマの設定と関連文献の調査 – チーム内での役割分担とプレゼンテーション | – 分析力、論理的思考力を磨いた – データを使って課題を見つけ出した |
Step2:企業研究を深めて「共感ポイント」を見つける
志望動機を書くうえで、「なぜその企業を選ぶのか」を具体的に説明できるかどうかが大きなポイントになります。
このステップでは、企業のHPやIR情報、業界全体のニュースなどをチェックして、「企業の特徴」「事業の強み」「大切にしている理念」などをリサーチしてください。
そこから、自分の経験や価値観とリンクする部分を見つけ出すのです。
例えば、「お客様との信頼関係を重視している」会社であれば、あなたの接客アルバイトでの経験が活かせるかもしれません。
こうした共通点を見つけられると、志望動機に説得力が出てきます。
Step3:シンプルな構成で志望動機を書く
最後に、実際の文章に落とし込む際は、シンプルで分かりやすい構成を意識して志望動機を書きましょう。
一般的には「①結論(志望理由)→②理由(自分の強みとの関連)→③具体例(エピソード)→④締め(入社後にやりたいこと)」という流れがおすすめです。
書き始めから完璧を目指すよりも、まずは全体の流れを一通り埋めてしまうのが得策です。
あとで読み返しながら不要な部分を削ったり、具体例を追加したりすると、より整理された文章になっていきます。
友人や大学のキャリアセンターなど第三者の目で確認してもらうと、さらに客観的なアドバイスが得られて安心です。
【職種別】志望動機が書けない人のための例文集
ここからは、志望動機が書けないときに役立つ職種別の例文を紹介します。
ご自身の経験や企業研究の結果を踏まえながら、言い回しなどをアレンジすると、オリジナリティを出しつつも文章が書きやすくなります。
事務職の場合
「大学時代に学内サークルの会計担当を任され、書類作成やスケジュール管理の大切さを実感しました。貴社は複数の事業を展開しており、部署間の連携が重要だと伺っています。私の正確性と調整能力を活かして、組織全体がスムーズに動くようサポートしたいです。バックオフィスから企業を支えることで、事業拡大に貢献したいと考えています。」
事務職では、正確さや調整力、サポート役としての意識が重視されることが多いです。
サークルやアルバイトでの具体的なエピソードを添えると、どんな力を培ったのかがより伝わりやすくなります。
営業職の場合
「学生時代に学園祭のスポンサー集めを担当し、企業側のニーズと学園祭の目的を両立させる提案を行いました。その過程で、相手の要望を把握してメリットを示すことの大切さを学んだのです。貴社は幅広い商材を取り扱っており、顧客ごとの課題を解決する姿勢に強く惹かれました。私のコミュニケーション力と提案力を活かし、貴社の売上とお客様の満足度向上に貢献したいです。」
営業職では、対人折衝能力や課題解決力がポイントになります。
単に「人と話すのが好き」というだけでなく、実体験を交えてアピールするのが有効です。
IT職の場合
「プログラミングの授業を受けるうちに、システム開発が社会のさまざまな課題を解決できる点に魅力を感じました。貴社はクラウドやAIなど先端技術を積極的に取り入れており、私も学習しながらサービスの質を高めていきたいです。大学での制作物やインターン経験を通じて培った開発スキルを活かし、将来的にはプロジェクトの中心となって新しい価値を生み出せる人材を目指します。」
IT職の場合、技術への興味や学習意欲をしっかり示すことが重要です。
授業やインターンなどで得た経験を具体的に書き、企業が強みとしている技術と絡めると説得力が増します。
接客職の場合
「飲食店でのアルバイトを通じて、お客様の笑顔が店舗の売上やリピーター獲得に直結すると学びました。貴社では徹底した顧客満足への取り組みを行っている点に魅力を感じます。私のコミュニケーション力を活かし、一人ひとりのお客様に寄り添いながら、ブランドイメージの向上や売上拡大に貢献したいです。」
接客職では、お客様への思いやりやホスピタリティが大切です。
過去のアルバイトなど、実際に接客した経験を結びつけて書くと、入社後の活躍がイメージしやすくなります。
志望動機を書く際に注意すべきポイント
ここでは、志望動機を書くときに気をつけたい点をまとめます。
せっかく頑張って書いても、内容が伝わりにくかったり、企業のニーズとずれていたりするともったいないです。
以下のポイントを押さえて、文章を仕上げることで好印象を残す志望動機になります。
志望動機を具体的にする
「頑張りたい」「成長したい」だけでは、具体的にどんな場面で力を発揮できるのかが分かりにくいです。
数字やエピソードを交えることで、説得力が高まります。
例えば、「学園祭の出展者数を前年の1.5倍に増やした経験があり、調整力を身につけた」といったように、少しでも具体的に言い換える工夫をしてください。
企業や職種にマッチしない動機を避ける
企業研究をきちんと行い、「この企業のこういう特徴に共感した」という流れをつくりましょう。
例えば、IT企業なら技術志向、接客業ならホスピタリティなど、自分の経験や性格と結びつく点を具体的に示すといいです。
志望動機を簡潔にまとめる
文章が長くなると、要点がぼやけてしまいます。
エントリーシートに文字数指定がある場合は、「結論→理由→具体例→締め」の流れを意識して簡潔にまとめてください。
面接の場では詳細を補足できますし、逆に文字数が多すぎると全てを読んでもらえない可能性もあります。
あらかじめアウトラインを決め、無駄な言い回しを削除することが大切です。
まとめ
志望動機は就職活動で重要な要素ですが、書けずに悩む方も多いです。
本記事では、志望動機が書けない原因や対処法、例文を紹介し、説得力のある志望動機を作るコツをお伝えしました。
特に、自己分析や企業研究を丁寧に行い、自分の強みを企業の求める人物像と結びつけることがポイントです。
例文を参考に、ぜひあなたらしい志望動機を完成させてください。
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