【例文10選】就活での志望動機の重要性と書き出しのコツ!必ず読まれるためには?

就活において避けて通れないのが志望動機の執筆です。
今回は志望動機を書くときの注意点やコツを紹介していきます。例文を10選紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
- 志望動機を初めて書く人
- 志望動機にどのようなことを書くのかわからない人
- さらに良い志望動機を書きたい人
就活における志望動機の重要性
就活で自分自身の志望動機をアピールすることはとても重要なことです。
面接と書面の二項目に分けてその重要性を解説していきます。
志望動機が面接で求められる理由
志望動機が面接で求められる理由を主に3点に分けて解説します。
企業への適応度を確認するため
志望動機を通じて、企業の理念、価値観、ビジョンをどれだけ理解し、共感してもらえているかを確認できます。企業は、自社の文化や目標に合った人材を採用したいと考えており、応募者の価値観や行動が企業とマッチしているかを見極めます。
熱意とモチベーションを測るため
面接官は、志望動機から応募者の仕事に対する熱意やモチベーションの高さを判断します。明確で具体的な志望動機がある応募者は、長期的に企業で働きたいと考えており、成長意欲や貢献意識が高いと見なされるため好印象をのこせます。
応募者のリサーチ能力を確認するため
志望動機を聞くことで、応募者がどれだけ企業について調査を行い、理解しているかを判断できます。具体的な志望動機を持っている応募者は、企業の特徴や業界の状況を理解し、それに基づいた選択をしていると見なされます。
志望動機が履歴書で重要な理由
一方で、志望動機が履歴書で重要な理由を主に3点に分けて解説します。
選考過程での一次選考突破に役立つため
履歴書の志望動機は、一次選考や書類選考の段階で重要な役割を果たします。企業は、エントリーシートや履歴書を基に、どの応募者を面接に呼ぶかを判断します。魅力的で適切な志望動機を記載することで、次の選考ステップに進むチャンスが高まります。
履歴書の内容に具体性と深みを加えるため
履歴書には、学歴や職歴、スキルなどの基本情報が含まれますが、志望動機を加えることで、それに具体性と深みを持たせることができます。志望動機は、応募者の経験やスキルがどのように企業に貢献できるかを具体的に示す部分であり、履歴書全体の説得力を高めます。
他の応募者との差別化を図るため
多くの応募者が同じような学歴や職歴を持っている中で、志望動機はその人独自のアピールポイントを示す重要な部分です。個別の志望動機によって、他の応募者と差別化し、自分自身を強く印象づけることができるのです。
志望動機の書き出し方のコツ
それでは実際に志望動機を書きだすときに使えるコツを紹介していきます。
魅力的な志望動機の書き出し方はPREP法
志望動機を書く際にはPREP法を用いると読み手にも伝わりやすく、魅力的に書けます。
PREPとは、
- Point(まず主張)
- Reason(理由)
- Example(例)
- Point(もう一度主張)
の4つの頭文字をつなげたものです。
この構成で書くことにより、一貫していてわかりやすい志望動機になります。
志望に至った具体的なエピソード・原体験を述べる
また、志望動機を書くときには、具体的なエピソードや経験談を交えることも重要です。その企業を志望する動機が自分自身ならではのものとなり、他の応募者との差別化を図れます。
人事が目を引く志望動機の例文集10選
志望動機の具体的な例文を10個一気に紹介していきます。
説明会がきっかけになった場合の例文
〇月の説明会に参加したことがきっかけで、貴社で働くことを志望するようになりました。
説明会では貴社の企業文化やチームの雰囲気を知り、そのチームワークを重視した協力的な環境に強く共感しました。特に、顧客へのサービス提供に対する真摯な姿勢と、社員間のコミュニケーションの良さが印象的でした。
私もこれまで飲食店でのアルバイト経験があり、そこで顧客サービスにおいて細やかな対応とチームワークを身につけてきました。
説明会で感じた貴社の企業文化に合わせて、自分の経験を活かし、顧客満足度の向上に貢献できると考えています。
OB訪問で会った先輩社員にひかれた場合の例文
OB訪問で貴社の先輩社員とお会いする機会があり、その面談がきっかけで貴社を志望するようになりました。
面談では、実際のプロジェクト内容や業務の進め方について詳しく教えていただきました。特に、先輩が手掛けている〇〇の事業についての話を聞き、その可能性に大きな魅力があり、ぜひ自分も携わってみたいと感じました。
また、面談中はチームワークという言葉が強調されていたのが印象的でした。私も大学でのグループプロジェクトにおいて、チームで協力しながら課題を解決してきた経験があり、その経験を活かして貴社のプロジェクトに貢献したいと強く感じました。
貴社で働くことで、自分のスキルをさらに磨きながら、最新技術を用いて社会に貢献できることに大きな意義を感じています。
商品やサービスに魅力を感じた場合の例文
私が貴社を志望する理由は〇〇のサービスに可能性を感じ、ぜひその運用に携わりたいと考えたからです。
業界のなかでも貴社のサービスは△△といった点で群を抜いて優れており、顧客満足度が高い点でもその素晴らしさを示しています。
私は大学で統計学を専攻し、データ分析について学んできました。
私のデータサイエンスのスキルを活用し、貴サービスのさらなるロイヤルカスタマーの獲得を目指し努力したいと考えています。
事業や業務内容に魅力を感じる場合の例文
私が貴社を志望する理由は、顧客中心のアプローチに共感し、その事業に深い興味を持ったからです。
特に、貴社が展開するオムニチャネル戦略を通じて、オンラインとオフラインの融合による顧客体験の向上を目指している点に強く魅力を感じました。
私は大学でマーケティングを専攻し、消費者行動に関する研究を行ってきました。その経験を活かして、貴社の顧客分析やマーケティング戦略の策定に貢献したいと考えています。さらに、現場での接客業務を通じて、顧客のニーズを直接感じ取ることで企業の成長につなげたいです。
貴社の成長と共に、私自身もマーケティングの専門家として成長していくことを目指しています。
企業理念や社風に魅力を感じる場合の例文
貴社の社会貢献を重視する理念に感銘を受け、志望することを決めました。
貴社が取り組んでいる環境保護活動や社会的責任に対する真摯な姿勢に共感したからです。
私は大学で環境問題について学び、学生ボランティア団体として地域の清掃活動や環境保護キャンペーンを企画・運営した経験があります。これらの活動を通じて、チームの力で社会に貢献することの意義を強く感じるようになりました。
貴社のサステナビリティプロジェクトに積極的に参加し、持続可能な社会の実現に向けて、自分のスキルや知識を最大限に活かしていきたいです。
社内制度に魅力を感じる場合の例文
私が貴社を志望した理由は、多様なキャリアパス制度に魅力を感じたことです。
貴社では、ジョブローテーション制度や社内公募制度が整備されており、社員が自らのキャリアを主体的に考え、挑戦する機会が豊富に用意されています。
私は大学でマーケティングを専攻していますが、マーケティングのみならず、営業や企画部門など他の部門でも経験を積み、総合的なビジネススキルを身につけていきたいと考えています。貴社の制度を活用し、幅広い業務経験を積むことで、自分の視野を広げ、将来的には事業戦略の立案や新規事業開発に携わるような役割を担いたいです。
貴社の社員の成長をサポートする制度のもとで、私も大きく成長し、貴社のさらなる発展に貢献したいと考えています。
営業職などポジションに魅力を感じる場合の例文
私が貴社を志望した理由は、営業に注力していることを知り、自分自身もその一員として携わりたいと考えたからです。
営業というポジションのダイナミックさと直接的な影響力に強く魅力を感じています。
大学時代に、学祭の協賛を募るための営業活動を行った経験があり、複数の企業から協賛を得ることができました。その際、相手のニーズを理解し、効果的にコミュニケーションを図ることで信頼関係を構築し、結果を出すことに大きなやりがいを感じました。
貴社は業界トップクラスのサービスを提供しており、それをお客様に伝え、価値を理解していただくことは非常にやりがいのある仕事だと思っています。お客様の課題解決に貢献しながら、貴社の売上向上に寄与したいと考えています。
会社の評価制度にひかれる場合の例分
私が貴社を志望した理由は、貴社が成果主義を採用しており、社員一人ひとりのパフォーマンスに基づいて評価が行われる点に強く共感したからです。
大学時代には、ゼミ活動でリーダーシップを発揮し、チームの目標達成に向けた計画を立て実行してきました。この経験を通じて、成果を出すためには努力と戦略が必要であることを学びました。
貴社では、個々の成果が公正に評価されることで、社員が自発的に目標を設定し、チャレンジする風土が育まれていると感じています。私もそのような環境で、自分の能力を試し、結果を出すことで評価されることにやりがいを感じたいと思っています。貴社の評価制度のもと、プロフェッショナルとして成長し、長期的なキャリアを築きたいと考えています。
勤務地にひかれる場合の例文
私が貴社を志望した理由は、貴社がグローバルに展開しており、海外勤務の機会があることに大きな魅力を感じたからです。
私はアメリカでの交換留学を経験し、異文化の中で多様な価値観を学びました。
貴社のように、海外市場に積極的に展開している企業であれば、現地の文化やビジネス習慣を直接学びながら、国際的な経験を積むことができると考えています。そのような海外での勤務を通じて得た知識や経験を活かし、貴社の国際的な成長に貢献できる人材になりたいと思っています。
教育制度にひかれる場合の例文
私が貴社を志望した理由は、継続的な教育制度が充実している点に共感したからです。
貴社は、入社後も定期的なスキルアップ研修やセミナーを実施し、社員が常に最新の知識やスキルを習得できる環境が整っていると伺いました。
私は、自分のキャリアを長期的に見据えて、常に学び続ける姿勢を持ち続けたいと考えています。大学時代には、自己学習やインターンシップを通じてスキルを磨いてきましたが、実務に入るとさらなる専門知識やスキルが必要になると感じています。
貴社のように、社員の成長を支援する体制が整っている環境であれば、キャリアをより充実させることができると感じています。継続的な教育を通じてスキルを磨き、貴社に貢献する人材として成長していきたいと考えています。
就活の志望動機におけるよくあるミス
最後に、志望動機を書く上で就活生が陥りやすい落とし穴と、その対策を練っていきます。
志望動機がない・思いつかない
志望動機を書こうにも思いつかない場合はどうしたらよいのでしょうか。
志望動機を書く際には、事前の準備が重要です。いきなり書こうとするのではなく、一段階戻って練り直してみましょう。
具体的には
- 自己理解を深める
- 企業理解を深める
ことが有効です。
自分が成長していく上で就職先に何を求めるのか。何なら興味を持ててモチベーションを維持できるのか。
また、志望企業の特長、業界内での立ち位置などを理解していくなかで自分はどのような部分に興味をもったのか。
じっくり考えてみてください。
他の応募者との差別化ポイントがない
どのように他の応募者と差別化を図ったらよいのか悩む就活生も多いです。
志望動機に書く内容は、志望企業のことと自分自身のことで成り立っています。
差別化に悩む就活生にとっても、自分自身のことについてならオリジナリティを出せるのではないでしょうか。
ポイントは具体的なエピソードを入れ込んでみることです。バイト、サークル、ゼミなど、少しでも関連した実体験を交えることで、差別化を図ることができます。
まとめ
志望動機の書き方について、例文とともに紹介しました。
自分だけの志望動機を企業にアピールし、内定を勝ち取れるように頑張りましょう!
それぞれの特徴、メリットを使い分けながら、効率的に就職活動を進めていきましょう。
志望動機を就活のプロにフィードバックしてもらいたい人は、キャリパンの無料就活相談を利用しましょう♪ぜひ下のボタンからLINEを追加して受け取ってください♪