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内定がでない人の特徴とは?卒業までにもらえない焦りと辛さの打開策

内定がでない」という状況は、多くの就活生が直面する可能性のある深刻な悩みです。

重要なのは、現状を悲観するのではなく、客観的に原因を分析し、適切な対策を講じることです。 

この記事では、内定が出ていないことによる焦りと辛さの正体とその打開策を時期別に紹介します。

この記事を読むのがおすすめな人
  • 周りの友人と比べて内定がなく、強い焦りを感じている就活生
  • 選考は受けているものの、なかなか最終的な内定に結びつかない就活生
  • 卒業までに内定がでない場合のキャリアプランに、漠然とした不安を感じている就活生
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目次

内定がでない人の5つの特徴

ここでは、多くの学生が気づかないうちに陥ってしまっている5つの典型的な特徴について、客観的に解説します。

自己分析不足

自分の強み、弱み、価値観、興味の方向性などを深く理解していないため、自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)に具体性と説得力が欠けてしまいます

例えば、「私の強みはコミュニケーション能力です」と述べても、その能力がどのような経験を通じて培われ、入社後にどのように貢献できるのかを具体的なエピソードを交えて語れなければ、採用担当者の心には響きません。

企業研究不足

企業研究の不足は、志望動機の薄さとなって現れ、採用担当者に見抜かれます。

「なぜ同業他社ではなく、この会社なのか」という問いに明確に答えられない場合、その学生の志望度は低いと判断されてしまいます。

「貴社の安定した経営基盤に魅力を感じました」といったどの企業にも当てはまるような志望動機では、熱意は伝わりません。

高すぎる理想

自分の適性や可能性を考慮せずに、知名度やブランドイメージだけで応募企業を選んでしまうことも、「内定がでない」原因となります。

いわゆる「大手病」や「有名企業病」に陥り、特定の業界や企業群にしかエントリーしないため、そもそも選考の母数が極端に少なくなってしまいます。

社会には、学生が知らないだけで、優れた技術力や高い将来性を持つ優良なBtoB企業や中小企業が無数に存在します。 

面接でのコミュニケーション力

面接は、用意してきた回答を一方的に話す場ではなく、面接官との対話を通じて相互理解を深める場です。

この「対話のキャッチボール」がうまくできないと、評価は著しく低下します。

内定がでない就活生は、結論から話さずに、時系列で冗長に説明してしまうため、話の要点が伝わらないケースなどがよく散見されます。

選考の「振り返り」不足

就職活動は、PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Action)を回すことが非常に重要です。

特に、不採用という結果が出た後の「Check(評価)」と「Action(改善)」を怠ると、同じ失敗を何度も繰り返してしまいます。

「内定がでない」学生の多くは、不採用通知を受け取った際に「縁がなかった」「面接官と合わなかった」と外的要因のせいにしてしまい、自身のどこに課題があったのかを客観的に分析する「振り返り」を行いません。

就職活動においては、主観的な評価より客観的な評価が重視されますが、自分自身を客観視することは簡単ではありませんキャリパンでは専任のアドバイザーが書類添削・面接対策などを無料かつ回数無制限でサポートしています。内定がでない自分の現状を客観視できるのでこれからの就職活動の効率化が考えられます。

内定がでない焦りと辛さの正体

「内定がでない」という状況は、単に就職先が決まらないという事実以上に、学生の心に深い焦りや辛さをもたらします。

「社会不適合者」とまで思い詰めてしまう心理的背景

「内定がでない」という現実が続くと、多くの学生は「自分は社会不適合者なのではないか」という、深刻な自己否定に陥ることがあります

これは、個人の性格が弱いからではなく、就職活動という特殊な環境がもたらす、いくつかの心理的な罠によるものです。

「自分だけ取り残されている」という孤独感

現代の就職活動において、SNSは情報収集のツールであると同時に、精神的なストレスの大きな原因にもなります。

SNS上で内定獲得の投稿を目にするたびに、「自分だけがうまくいっていない」「みんなは順調に進んでいるのに、自分だけが内定がでない」という孤独感と焦燥感にかられます。

新卒で失敗できないプレッシャー

日本の雇用慣行において、「新卒」という身分は一度しか使えない特別なカードとして認識されています

この「新卒カード」という概念は、学生に対して「この機会を逃したら後がない」「ここで内定がでないなら人生が終わる」という過剰なプレッシャーを与えます。

本来、キャリア形成には多様な道があるにもかかわらず、まるで一本道しか存在しないかのような錯覚に陥らせるのです。

「全部自分のせいだ」という思考の罠

就職活動は、自分の努力が必ずしも結果に結びつくとは限らない不確実性の高い活動です。

企業の採用枠、景気の動向、選考の巡り合わせなど、自分ではコントロールできない外的要因が大きく影響します。

にもかかわらず、真面目で責任感の強い学生ほど、「内定がでない」という結果の全ての原因を自分自身の能力不足や努力不足に求めてしまう傾向があります。

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【時期別】卒業までに内定を取るための打開策

「内定がでない」状況から脱却するためには、時期に応じた適切な戦略と行動が不可欠です。

【4月〜6月】失敗を分析し軌道修正する

就職活動の序盤戦であるこの時期に「内定がでない」場合、早期の軌道修正が重要です。

応募企業の偏りを見直す

まず、自分がエントリーした企業のリストを見直し、無意識のうちに視野を狭めていないかを確認します

エントリーシートの通過率が極端に低い場合、あなたの強みと企業が求める人物像がマッチしていない可能性があります。 

ガクチカや自己PRをもう一度深掘りする

序盤戦でつまずく学生の多くは、自己分析が不十分なまま選考に臨んでいます

「学生時代に力を入れたことは何ですか?」という問いに対し、単なる経験の羅列で終わっていませんか。

重要なのは、その経験を通じて何を学び、どのような強みを得て、それを入社後にどう活かせるのかを論理的に説明することです。

 【7月〜9月】秋採用に備える

夏は、周囲が内定を獲得し始め、精神的に最も焦りを感じる時期です。

しかし、ここでの過ごし方が秋以降の結果を大きく左右します。気持ちを切り替え、戦略的に動きましょう。

「お祈りメール」から自分の課題を読み解く

不採用通知、通称「お祈りメール」は、単に落ち込むためのものではなく、内定がでない自分の課題を発見するための貴重なフィードバックです。

これまでに受け取った不採用通知を振り返り、どの選考段階で落ちることが多いのかを分析します。

「書類選考で落ちるならESの内容」「一次面接で落ちるなら基本的なコミュニケーションや第一印象」といったように、自分の弱点を特定することができます。

夏・秋採用を行う優良企業を見つける

多くの学生が就職活動を終える夏以降も、採用活動を継続している企業は数多く存在します

早い段階でそのような企業を見つけることは他の就活生と差をつける大きなきっかけになります。

春採用を行なっていた企業も、追加募集しているかのせいがあるので、一度応募した企業も随時確認するようにしましょう。

【10月〜12月】実践的なテクニックで競り勝つ

内定式も終わり、就職活動を続けている学生が少なくなるこの時期は、孤独感との戦いにもなります。

しかし、ここからはより実践的な対策を講じることで、ライバルに差をつけることが可能です。

企業研究の「深さ」でライバルと差をつける

この時期の面接では、より志望度の高さが厳しく問われます。

企業のウェブサイトを見るだけでなく、有価証券報告書や中期経営計画に目を通し、企業の財務状況や今後の事業戦略まで理解しておきましょう。 

その上で、「貴社の〇〇という課題に対し、私の△△という強みを活かしてこのように貢献できると考えています」といった、具体的でレベルの高い提案ができれば、他の学生との差別化を図ることができます。

最終面接の通過率を上げる

最終面接は、役員クラスが面接官となることが多く、スキルや能力だけでなく、「この学生と一緒に働きたいか」という人間性や価値観のマッチングが重視されます。

小手先のテクニックではなく、「入社して何を成し遂げたいのか」という強い意志と覚悟を、自分の言葉で正直に伝えることが重要です。 

これまでの就職活動で「内定がでない」中で、自分が何を考え、どのように成長してきたのかを前向きに語ることも、あなただけの魅力的なストーリーになります。

企業の未来と自分の未来を重ね合わせ、熱意を持って語ることで、最終的な内定を掴み取ることができるでしょう。

【1月〜3月】最後まで諦めず、次の一手も視野に入れる

卒業が目前に迫り、精神的に最も厳しい時期です。

しかし、最後まで諦めずに行動し続けることが道を拓きます。同時に、冷静に次のステップを考えることも重要です。

3月まで採用を続ける企業を見つける

卒業直前の3月まで、採用活動を続けている企業は確実に存在します

特に、採用予定人数に達していない企業や、急な内定辞退者の補充を行う企業が、「駆け込み採用」を行うケースがあります。

大学のキャリアセンターに毎日通って最新の求人情報を確認したり、既卒者も対象としている就職エージェントに登録したりするなど、情報収集のチャネルをフル活用しましょう。

「内定がでない」という焦りの中でも、最後まで行動し続ける姿勢が重要です。

ブラック企業に注意する

この時期に注意すべきなのが、「とにかくどこでもいいから内定が欲しい」という焦りから、労働環境に問題のある、いわゆる「ブラック企業」に入社してしまうことです

面接で「うちは厳しいよ」と圧迫するような言動があったり、求人情報と明らかに違う条件を提示されたりした場合は、注意が必要です。

 内定が出たとしても、すぐに承諾せず、企業の口コミサイトで評判を確認したり、大学のキャリアセンターに相談したりするなど、冷静に判断する時間を持ちましょう。

「内定がでない」からといって安易な選択をすると、入社後にさらに苦しむことになります。最終的な決断は慎重に行うべきです。

まとめ

「内定がでない」状況に陥るのには、自己分析不足や企業研究不足、視野の狭さといった、改善可能な原因が存在します。

そして、そこから生じる焦りや辛さは、あなた一人が特別に感じているものではなく、多くの就活生が経験する普遍的な苦しみです。

重要なのは、その苦しみの正体を理解し、自己否定の罠から抜け出すことです。

この記事で得た知識を元に、自身の活動を客観的に見直し、具体的な一歩を踏み出してください。

 その行動こそが、焦りや不安を解消し、あなたを納得のいくゴールへと導く最も確実な方法です。

今回紹介したように時期ごとに適切な手段を取れば就職活動を大きく成功に近づけることができます。キャリパンでは求人紹介・書類添削・面接対策など、全てを無料かつ回数無制限でサポートしています。プロから受ける客観的なフィードバックを有効活用してください。
まずは気軽にLINE追加をして就活の悩みを相談してみてください。

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この記事の監修者

大塚 教平のアバター 大塚 教平 シナリオ・プランニング株式会社 代表取締役

人気企業ランキング常連のベンチャー企業であり、採用倍率1000倍の会社に新卒として入社。
社会人2年目でシナリオ・プランニング株式会社を創業し、今では年間4万人が応募する人気企業に成長させる。
複数の会社の経営にも参画し、取締役、監査役、投資家、とある村の共同オーナーなど、活躍の幅を広げている。
Z世代層の支援者(企業)として、累計8,000人の就活をサポート。現在は「モテ就活」の編集責任者も務める。

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