インターンシップの種類や定義を解説!経団連の4類型と文理別の選び方

どんなインターンシップがあるのか、どれを選べば良いのか困っていませんか?
周りと差をつけるためには、自分の目的に合ったプログラムを選ぶことが大切です。
この記事では、経団連が定めた4種類のインターンシップと目的・文理別のおすすめ選び方をご紹介します。
- インターンシップの種類を知りたい就活生
- 自分に合ったインターンシップの選び方を知りたい就活生
- 文系・理系別のおすすめインターンシップを知りたい就活生


インターンシップとは?
インターンシップとは、学生が企業や団体で一定期間就業体験を行う制度で、職業理解やキャリア形成を目的としています。
インターンシップの定義
2023年に改正された、経団連や大学関係者によって構成された産学協議会のインターンシップの定義では、
学生が自身の専攻や将来のキャリアに関連する分野で企業の実務を経験し、職業意識の醸成や自らの能力を見極めるための就業体験活動
とされています。
最近では、インターンシップを通じて学生と企業がマッチングし、採用に直結するプログラムも増えています。
出典:採用と大学教育の未来に関する産学協議会(令和4年6月13日改正)
インターンシップが就活で重要な理由
インターンシップは単なる職場体験ではなく、就活において重要な意味を持ちます。
実践的な経験を積めるから
企業での業務を通じて、教室では得られない実務経験を積むことができます。
これにより、職場の雰囲気や仕事の流れを体感でき、社会人としての基本的なマナーやコミュニケーション力の向上にもつながります。
コネクションになるから
インターン先での上司や先輩との関係構築は、後の就職活動で大きな財産になります。
実際に、インターンシップを通じてその企業への内定に繋がるケースも少なくありません。
自己アピールの材料になるから
インターンシップの経験は、エントリーシートや面接での自己PRにおいて重要な武器になります。
業務内容や成果、学んだことを具体的に伝えることで、他の学生との差別化を図ることが可能です。
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経団連が定めた?4種類のインターンシップとは
2023年に、インターンシップが4つの種類に整理され、就業体験を伴うものだけが正式にインターンシップとして定められました。
経団連や文部科学省が制定したと思われがちですが、実際には、経団連と大学関係者で構成された産学協議会が整理したもので、学生が実務を体験し、キャリア形成に役立てることを目的として改定されました。
出典:産学協議会「何が変わるの?これからのインターンシップ」(2023年3月)
タイプ1:オープンカンパニー
1日~数日の日程で実施され、仕事の説明や社員との座談会などが中心となります。
まだ業界を絞れていない学生には最適な入り口となります。
職場での就業体験は含まれないため、インターンシップには該当しません。
タイプ2:キャリア教育
グループワークや業界課題への取組みを通して、課題解決能力やコミュニケーション力の向上が期待されます。
所要日数は、プログラムによって異なります。
主に教育目的の活動であり、就業体験は任意のため、インターンシップには該当しません。
タイプ3:汎用的能力・専門活用型インターンシップ
短期(5日以上)または長期(2週間以上)での実施が一般的で、インターンシップに正式に定義されています。
参加期間の半分以上を実際の職場やテレワークでの業務体験に充て、終了後にはフィードバックを受けられるため、自分の成長や課題をしっかりと確認できます。
また、学生の専攻分野やスキルを活かせる業務が設計されており、企業と学生双方にとっての良いマッチングを目指した内容となっています。
タイプ4:高度専門型インターンシップ
具体例として、2ヶ月以上のジョブ型研究インターンシップが挙げられており、正式なインターンシップとして位置づけられています。
特に理系分野での導入が進んでおり、企業の技術革新や研究成果の向上に貢献するのが大きな特徴です。
このプログラムを通じて、学生は実務を通じて専門性を高めるだけでなく、企業にとっても将来の優秀な人材を発掘する重要な機会となっています。
自分に合ったインターンシップの選び方
インターンシップを選ぶ際は、目的や条件に応じて検討することが重要です。
目的から選ぶ
職業理解を深めたい!
実務経験を積みたいし、採用も狙いたいな・・・
など、目的によって適したインターンの種類や内容が異なります。
例えば、業界研究ならタイプ1、採用直結型を希望するならタイプ3や4が有効です。
業界で選ぶ
希望する分野が明確であれば、その分野に特化したインターンシップを通じて、仕事内容や業界の実情をより具体的に把握することができます。
また、実務経験を積むことで、事前のイメージとのギャップや自身の適性をより正確に見極めることができるでしょう。
興味を持つ業界に積極的に飛び込み、自分の強みや本当に目指したい道を見定めましょう。
職種で選ぶ
営業、企画、開発、総務や経理などのサポート業務まで、職種ごとに仕事内容は大きく違います。
実際に体験することで、得意なことや苦手なことが分かり、職種を絞り込むのに役立ちます。
期間で選ぶ
短期(1日〜1週間)インターンは気軽に参加でき、複数業界を比較検討したい人に向いています。
長期(1ヶ月〜3ヶ月以上)インターンでは実務をより深く経験できるため、職場への理解や即戦力化に繋がるメリットがあります。
大学の授業やアルバイトとの両立も加味して選ぶことが大切です。
企業規模で選ぶ
大企業では、整った教育制度や多数の社員との交流が可能であり、企業全体の雰囲気を掴みやすい傾向にあります。
一方、中小企業やベンチャーでは実践的な業務を担当できる可能性が高く、少数精鋭の現場で密なフィードバックを得やすいです。
自身の成長スタイルや志向に合った企業規模を選びましょう。
文系・理系別のおすすめのインターンシップ
自分の専攻や興味に応じたインターンシップを選ぶことで、より充実した経験が得られます。
文系学生におすすめのインターンシップ3選
マーケティング・広告
データ分析と発想力のバランスが求められ、創造性と論理性を養えるのが魅力です。
消費者ニーズを読み解く力やプレゼンテーションスキルも高められます。
ライティング
SNS運用やSEOを意識した執筆など、デジタルマーケティングとの連携を学べる点も特徴です。
さらに、実際のクライアント向けの記事作成やキャンペーン運営に関わることができ、実践的なスキルを身につけることができます。
観光・ホスピタリティ
実際の業務では、接客や企画だけでなく、外国人対応や地域イベントの運営など、幅広い役割を体験できます。
こうした経験を通じて、多文化理解や柔軟な対応力が自然と身につくでしょう。
理系学生におすすめのインターンシップ3選
データサイエンス・AI
予測モデルの構築や業務改善提案など、実データに基づく業務経験が積めます。
技術力だけでなく、論理的思考力や課題解決力も養える点が魅力です。
エンジニアリング・製造技術
電気・機械・化学など多岐にわたる技術知識を現場で活かせるのが魅力です。
製品開発の一連の流れを体験することで、モノづくりの本質に触れられます。
IT・ソフトウェア開発
JavaやJavaScriptなどのプログラミング言語を用いた実務経験を積みながら、テスト設計やアジャイル開発のプロセスを学べます。
アジャイル開発やチームでのプロジェクト遂行を経験できることも多く、IT業界への適性を判断する機会となります。
まとめ
この記事では、経団連の定めたインターンシップ4類型と、自分に合ったプログラムの選び方を解説しました。
インターンシップは、将来のキャリアを具体的に考える上で欠かせない重要なステップです。
自分の専攻や目標、関心に合ったプログラムを選ぶことで、就職活動の軸が明確になり、成長するための貴重な経験を得ることができます。
自分に合ったインターンシップを見つけ、第一歩を踏み出してみましょう。
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