就活でやりたいことがない?どの業界にも興味がない人へのアドバイス

就活を始めたけど、「やりたいことがない」と悩む新卒学生は少なくありません。
「就活サイトを見ても、どの業界にも興味がわかず、応募する企業すら決められない。」
「やりたいことがないまま就職しても良いのだろうか。」
不安に思う人は多いのではないでしょうか。
不安を抱えながら、就活を進めるのは簡単ではありません。
この記事では、やりたいことがないと感じる就活生に向けて、どのように就職活動を進めるかについてのヒントを伝えます。
- 就活でやりたいことがない人
- この先働くことに不安がある人
- どの業界にも興味がない人
就活でやりたいことがないときにどうする?
やりたいことがない就活生が急増
今年、「やりたいことがわからない」「どこにも興味がない」という就活生が増えています。その背景には、情報過多の現代社会で、選択肢が多すぎて決めることが難しいという理由が伺えます。
パーソルキャリアのキャリア教育支援プログラムCAMPと共同実施した調査データによると、最終的に就活を終え、入社企業が決まっていてもなお「やりたいこと」が見つかってはいない学生が2割弱存在していると言われています。
(※全国の大学1-4年,社会人1-3年生合計1700人を対象とした定量調査)
出典:パーソルキャリア
「自分の興味の向く先がわからない」「まだ社会経験が少ない」「自分が何をしたいのか」「どんな仕事に向いているのか」を理解できていないケースが多いのでしょう。
「やりたいこと」だけが成功の鍵ではない!
「やりたいこと」を見つけることが就活の成功の鍵だと思いがちですが、実際にはそうとは限りません。
まだ就業経験がない場合には、「やりたいこと」が見つからないのは当然のことです。
やりたいことや興味あることない→でも働かなければ→求人見る→応募したい会社ない→とりあえず求人見る→時間だけがどんどん経っていく
— おいも🍠 (@oimoga_daisuki) August 20, 2024
っていうのを学生時代の就活時から今まで、ずっと同じこと繰り返してる。やっとの思いで入った会社も続かへんくて、またその流れの繰り返し。何も成長してない。
しかし、就活=やりたいこと探しではないと多くの社会人が発信しています。就活でやりたいことがないのは当然のことなのです!
一番は、自分の強みやスキルを活かすことができることが仕事に見つかるかが重要です。このため、自己分析、自分の得意なことやこれまでの経験を振り返り、それらを活かせる職場を探してみましょう。新たな発見や方向性が見えてくるかもしれません。
企業が就活生に「やりたいこと」を聞く意図
企業は「やりたいこと」を問うことで、就活生がどれだけ自己分析しているのか、また自分の強みや弱みを認識しているのか確認しようとしています。
就活生だから、社会人への理解の解像度が浅いのは当然のことです。はじめから社会人レベルでスキルがある人はいないため、やりたいことは明確になくても問題はないのです。
むしろ、やりたいことが極端にあり固執している場合には、その企業で働くイメージが誤っていたり、そのポジションが埋まっていたりする場合に、不採用を招きやすくなるので、「なんでもやりたいです」ぐらいでも、評価されることがあるのです。
必ずしも「やりたいこと」があることが正解ではないので、安心しましょう。
就活でやりたいことがない場合の対策方法
「やりたいこと」がない場合でも、自分の価値観は言語化しておきましょう。その時におすすめの行動が以下の通りです。
- 「Will・Can・Must」「モチベーショングラフ」などのフレームワークを活用する・「インターンシップ」に参加する
- 興味のある職種のSNSを見てみる
- 自分は何が得意かを考える
- やりたくないことを考える
- 理想の働き方から逆算する
フレームワークを活用する
「Will・Can・Must」や「モチベーショングラフ」など、フレームワークを使うと自分の価値観が見えてきます。
「Will・Can・Must」のフレームワーク
- Can:自分のできること(Can)をリストアップする
- Must:Canを生かせる働き方を考える(Must)
- Will:Can・Must を満たせるこれからの未来を調べる(Will)
Canを考える際には、人と比べることは辞めましょう。「自分が好きで、できると思うこと・得意なこと・人から評価されること」などを考えてみましょう。
モチベーショングラフ
自分史を作成し、過去の事実を振り返ってみると、自分が過去に楽しいと思った瞬間を思い出せます。
そのときの気持ちを思い出すと、自分が、「なぜそんな気持ちになったのか」「自分は何にやる気を見出せるのか」がわかります。
自分の価値観、興味・関心を見える化してみましょう!
インターンシップに参加する
どの業界にも興味が湧かない場合は、自分の中の「興味」を深掘りしてみる一つの方法です。
具体的には、アルバイトやボランティア、インターンシップなど、様々な経験を積んでみるまた、興味がない業界に関する情報を収集してみると、思い当たる発見はないかもしれません。大事なのは「試してみる」ことです。
行動することで自分の適性や興味が明確になることもあります。
興味のある職種のSNSを見てみる
看護師になるか迷っているのであれば、看護師の方が書かれたブログやSNSなどを参考にしましょう。
SNSにはリアルな口コミがたくさんあります。
自分は何が得意かを考える
「何をしたいか」よりも「何を提供できるか」を考えることが重要です。
就職活動の目的を「自分がしたいこと」から「向こうにどう貢献できるか」にシフトすることで、自分の強みやスキルが生かせる場を見つけやすくなります。例えば、他人のサポートが得意であれば、営業や人事などさまざまでそのスキルを発揮できるかもしれません。
やりたくないことを考える
「やりたくないこと」を考えるのもおすすめです。アルバイトを探すときは「夜勤がいや」という理由で決める人もいると思います。恋愛においても、「こういうタイプの人はいや」という消去法で選択する場合もあるでしょう。
人生のキャリアを決めるシーンにおいては、何事であっても、消去法はおすすめです。無理にやりたいことを探すのではなく、「やりたくないこと」を考えてみましょう。
理想の働き方から逆算する
理想の働き方から逆算して考えてみるのもおすすめです。例えば、旅行が好きなのであれば、長期休暇をとりやすい職場で働く方もいます。
オタク活動をしたいので、ライブに行きやすいホワイトな職場で働く方もいます。
とにかく東京で暮らしたいから東京で働く人もいます。
プライベート逆算型で職場を見つけてみることは非常に有効です。
やりたいことがない人向け!企業探しのコツ
就活エージェントに質問する
就活エージェントを利用することは、自分に合った企業を見つけるための一つの方法です。
エージェントは、就活生の強みや志向を踏まえて適切な企業を提案してくれる専門家です。
「やりたいことがない」場合でも、エージェント自身の状況や悩みを正直に伝えれば、あなたに合った業界や企業を見つけるためのヒントを提供してくれます。
また、一人一人面談してサポートするので、自分に合った職場を提案してくれます。
企業のカルチャーや働き方についてもリアルな情報を得ることができるため、自分に合った職場環境を見つける手助けになります。
マイナビやリクナビで興味のあるワードで検索する
就活サイトである「マイナビ」や「リクナビ」を活用するのも効果的です。
これらのサイトには、企業情報が豊富に掲載されているため、興味のあるキーワードや分野で検索してみましょう。
たとえば、「人と関わる仕事」「クリエイティブ」「分析」といった、自分が少しでも興味を持つキーワードで検索することで、思わぬ企業や仕事に出会うことができるかもしれません。
社員インタビューや企業カルチャーの紹介記事、実際の働き方や職場の雰囲気を知ることができるため、より具体的なイメージをもって企業探しができます。
社会人のいる出会いの場へ出向く
社会人と直接対話できる場に参加することで、企業の有効な方法探しです。例えば、業界研究セミナーやOB・OG訪問、キャリアイベントなどに参加することで、社会人の視点から業界の視点や企業の雰囲気を知ることができます。
また、実際にその仕事をしている人から話を聞くことで、インターネット上の情報だけでは得られないリアルな意見を聞くこともあります。
まとめ
「やりたいことがない」と感じる就活生にとって、それがマイナスな要素ではないことを理解することが大切です。 大事なのは、自分のスキルや経験を活かせる場を見つけ、成長の機会を求める姿勢です。
仕事をしながら自分の可能性を広げ、新たな発見をすることで、やりがいを見つけられるでしょう。自分のペースで、焦らずキャリアを進めていきましょう。
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