就活のグループワークの進め方のコツ!気を付けることや喋らない人への対処法

「どう立ち回ればいいのかわからない」
「臨機応変に対応できるか不安」
グループワークに参加するにあたって、そのような悩みを抱えてはいませんか?
グループワークは、お題に対してグループで考え、初対面の人たちと作業に取り組むため、ハードルを感じやすい選考ステップです。
しかし、グループワークで押さえるべきポイントやよくある失敗例等を知っておくことで、対策して選考を有利に進められます。
この記事では、グループワークの事前準備の方法や円滑に進めるためのコツなどについて詳しく解説します。
- グループワークの流れや役割など基本的な情報を知りたい就活生の方
- グループワークの適切な対策を学んで、当日自信を持って臨みたい就活生の方
- 要点や具体的な失敗例を理解して、選考通過に直結するコツを掴みたい就活生の方


グループワークの重要性
企業はグループワークによって、面接では評価しきれないコミュニケーション能力や問題解決能力などを評価しています。
ここでは、企業が見ている主な3つの評価ポイントを紹介します。
- 協調性 – チームメンバーと協力して課題を解決する能力
- 論理性 – 一貫性のある論理的な考えや説明を述べる能力
- 柔軟性 – 状況に応じたグループ内での適切に対処する能力
グループワークでは、協調性やリーダーシップなどのどのようにチームに貢献したかが重要です。
つまり、アイデアが採用されなかったとしても、発言の仕方や他者への配慮が評価されることもあります。
グループワークを始める前の事前準備
グループワークは、当日いきなり本番を迎える形式が多く、「準備ができない」と感じる就活生も少なくありません。
しかし、事前にちょっとした心構えや習慣を身につけておくだけで、落ち着いて自分の力を発揮できるようになります。
ここでは、本番に向けて日常の中でできる準備のポイントを3つ紹介します。
意見を言う練習をする
グループワークでは論理的に主張を展開できる人が評価されるため、自分の意見に一貫性を持たせながら積極的に発言することを強化しましょう。
普段から自分の考えを持ち発言することにより、本番で力を発揮できるようになります。
ニュースに対して自分の意見を述べる。など
相手の意見を尊重する態度を養う
意見を述べることも大事ですが、人の意見を受け入れる傾聴力も意識しましょう。
普段から相手の発言に対して、理解・共感することを意識して会話することで、当日も意見を出しやすい雰囲気を作りやすくなります。
友達と話しているときに共感するように意識する。など
自分の向いている役割を考える
グループワークの中のリーダー、書記、タイムキーパーなどの様々な役割の中で自分が一番実力を発揮できる役割を知ることも重要です。
自分の普段の立ち回りからどの役職が当てはまるか考えることもできます。
ここでは主な役職の特徴を説明します。
リーダー(司会進行)
メンバーの意見をまとめたり、グループの方向性を決定したりと、意思決定に関わる役割です。
仕切るだけでなく、雰囲気作りや周りへの配慮も評価の対象に含まれます。
書記
メンバーの意見の記録や内容を共有することで、議論の状況の整理を促す役割です。
文字だけでなくグラフや図形を用いて「見える化」を行う能力も求められます。
タイムキーパー
全体のペースを意識して時間配分を管理する役割です。
必要なタイミングでの声かけや適切なフォローにより、議論をスムーズに進めることで企業から高く評価されます。


グループワークの進め方
「次に何をすればいいのか」が見えていれば「どう動くか」も自然に決まってきます。
主な進め方を把握すれば流れを先読みできるので、自分の動きを戦略的に組み立てて好印象を残しましょう。
① 役割分担を明確にする
自己紹介の後は役割決めをします。
やりたい人が手を挙げることで役割は決まることがほとんどなので、自分に合った役割を2〜3候補ほど決めておきましょう。
② 時間配分を決める
全体の持ち時間を考えながら、話し合いやまとめ等にかける時間をしっかりと配分します。
時間内に進められるかは「限られた時間で一定の成果を出せるか」を評価されています。
制限時間内に議論をまとめられないとチームの印象が悪くなってしまうこともあるので注意しましょう。
③ 意見を出し合う
予め今回議論すべき内容について全員で確認してから、意見を出し合います。
結果をより良いものにする為には議論を活性化させることが重要です。
メンバーが意見を積極的に出せるような立ち回りをして、否定せずにどんどんアイデアを出す時間を儲けましょう。
④ 意見をまとめる
ある程度意見が出揃った段階で意見の取りまとめのステップに入ります。
それぞれの意見が議論の方向性や軸とズレていないかを確認しながら、必要な意見を集約して行くことが大切です。
⑤ 発表する
最後に発表者が導き出した結論を発表します。
その際に、最初に結論を述べてから具体的な説明に移り、最後に最初に述べた結論を再度伝えると高評価に繋がります。
グループワーク中の大切な気を付けること
当日の心がけひとつで、雰囲気や議論の質は大きく変わるので、良い議論を生むために、場の空気づくりや周囲への配慮といった、チーム全体を意識した姿勢が重要です。
ポジティブな態度を保つ
うまくいかない場面でも、前向きな姿勢を保つことを意識しましょう。
ポジティブな一言やリアクションは、協調性や精神的な安定感など周囲に良い影響を与える姿勢として、リーダーシップの面で高く評価されます。
他のメンバーの意見を尊重する
「相手の発言にうなずく」「共感を示す」などの他者の意見を丁寧に受け止める姿勢は、協調性の表れとして高く評価されます。
また、個人の意見に固執せず、柔軟に調整できる「聞く力」は、対話の質を高める大切な力です。
必要に応じて方向修正する
議論が脱線し始めたときは、「一度話を整理しませんか?」といった声かけで、冷静に軌道修正しましょう。
全体の流れを整える姿勢は、チーム全体を俯瞰して見る冷静さや判断力の証として高く評価されます。
意見を調整し、モチベーションを維持する
意見がぶつかる場面では、共通点や妥協案を探る姿勢が大切です。
対立を前向きに捉える人は、場の空気を和らげ、メンバー全体のモチベーションを保つことができ、結果的にチームから良い結論を引き出す力にもなります。
グループワークを円滑に進めるコツ
円滑なグループワークは、周囲への気配りなどの当日の立ち回りや、丁寧な事前準備などがカギになります。
ここでは、グループワークをスムーズに進めるために意識したい3つの実践ポイントを紹介します。
事前準備として企業研究をする
事前に企業理念やビジネスモデルを把握しておくことで、課題の背景や企業との関連性を理解して、説得力や発言の質を高めます。
こうした姿勢は、実務への応用力を持っている人材として評価される要素の一つです。
必ず発言するようにする
グループワークでは、発言の完成度よりも「参加している姿勢」を重視して参加しましょう。
「間違っていたらどうしよう」と不安になることもあるかもしれませんが、完璧な答えを出す必要はなく、自ら関わろうとする姿勢が求められています。
喋っていない人にも目を配る
発言が少ない人にやさしく話を振る言動は、協調性やリーダーシップをアピールできると共に、グループの雰囲気をぐっと良くします。
また、グループ全体の信頼を集めやすく、実際の業務でも活かせる力としても評価されます。
グループワークにおけるよくある失敗
グループワークでは、些細な行動や判断が全体の流れに大きく影響します。
しかし、多くの失敗は事前に知っていれば防げるものばかりです。
ここでは起こりやすい失敗例を紹介するので、トラブルを回避できるようにしましょう。
リーダーシップ不足
リーダーに立候補したが「失敗したくない」という気持ちから、
その後の進行や整理をメンバー任せにしてしまった
大切なのは「仕切る力」ではないので、完璧なリーダーを目指さずに全体の流れを整えることを意識しましょう。
意見が言えない
「完璧なことを言わなきゃ」
と考えすぎて、発言をためらってしまった
完璧な内容より参加の姿勢の方が評価されます。
「いい視点ですね、私はこう考えました」と繋げる形も効果的です。
時間配分のミス
意見は多く出たが「結論」や「根拠整理」に時間を取れず、
まとまりのない発表になってしまった。
「最終的に何を伝えるか」を先に共有しておくと、話すべきことがブレにくくなります。
まとめ
この記事では、就活のグループワークの進め方や気をつけるポイントについて解説しました。
グループワークでは発言の内容だけでなく、周囲との関わり方も重要な評価ポイントとなるので、普段の行動から心掛けることで対策できることも多く存在します。
事前準備を徹底的に行い、大切なポイントを把握することでグループワークを成功に導きましょう!
グループワークに限らず、一人で就活の準備や対策をしようとすると限界を感じてしまうことも少なくありません。そんなときは、一人で抱え込まずにプロに相談しましょう。『キャリパン』の無料の就活相談なら、模擬面接やES添削などの実践的な対策に加えて、就活のプロが一対一であなたの悩みに寄り添います。◎LINEを追加するだけで、気軽に相談スタートできます!