就活の学歴フィルターはどこから?学歴フィルタ一のある大学一覧と乗り越え方

就活では「学歴フィルター」が話題になることがあります。
自分の大学が対象になっているのか不安に感じる学生も多いでしょう。
この記事では、就活における学歴フィルターの定義や、対象とされる大学一覧、フィルターを採用している企業の特徴、そして乗り越えるための具体策を詳しく解説します。
- 自分の大学が学歴フィルターに該当するか知りたい就活生
- 学歴フィルターがある企業の特徴を把握したい就活生
- 学歴に自信がなくても就活を成功させたい就活生

就活における学歴フィルターの定義
そもそも、就活における学歴フィルターの定義とは何なのでしょうか?
採用対象を特定の大学の学生に限定する選考基準のこと
たとえば、エントリーシートの時点で特定大学以外を自動的に除外するケースなどが該当します。
これは明文化されることは稀で、企業側は公式には否定することがほとんどです。
このような学歴フィルターは、企業の採用効率やイメージ管理などを背景に、長年暗黙の了解として存在してきました。
学歴フィルターのある大学一覧
学歴フィルターがどこからなのかを明確にすることは難しいですが、過去の採用実績や就活生の声から、傾向として対象とされる大学群が見えてきます。
以下では、学歴フィルターの影響を受けにくいとされる上位大学群や、それ以外の大学群について一覧で紹介します。
学歴フィルター42校
一般的には、学歴フィルターの影響を受けない上位大学のことを指した言葉として使われています。
これらの大学は学力水準が高く卒業生の実績も豊富で、企業が重点的に採用活動を行いやすい層となっています。
| 区分 | 大学名 |
|---|---|
| 旧帝大 | 北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、大阪大学、京都大学、九州大学 |
| 関東の国公立大学 | 一橋大学、筑波大学、東京工業大学、東京外国語大学、お茶の水女子大学、東京医科歯科大学、電気通信大学、首都大学東京、東京農工大学、横浜国立大学、横浜市立大学、埼玉大学、千葉大学 |
| 関東・関西などの首都圏の私立大学+名古屋の国公立 | 慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、学習院大学、明治大学、東京理科大学、青山学院大学、中央大学、立教大学、芝浦工業大学、法政大学、国際基督教大学(ICU)、名古屋市立大学 |
| 関西の国公立大学 | 大阪府立大学、大阪市立大学、神戸大学、大阪外国語大学、奈良女子大学 |
| 関西の私立大学 | 関西大学、関西学院大学、立命館大学、同志社大学 |
March・関関同立
特に大手企業や人気業界においては、これらの大学から多くの採用実績が見られるため、学歴フィルターの「ボーダーライン」として扱われることも少なくありません。
ただし一部の人気企業では「Marchはギリギリ通過するライン」となることもあり、学歴フィルターが意識されやすいゾーンともいえます。
| 区分 | 大学名 |
|---|---|
| GMARCH | 学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学 |
| 関関同立 | 関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学 |
それ以外の大学
これらの大学は「学歴フィルターにかかりやすい」と言われることもありますが、実際には業界や企業によって評価が大きく異なります。
特に中小企業やベンチャー企業では人物重視の採用が行われることも多く、学歴が就職に与える影響は一概に決まるものではありません。
| 区分 | 大学名 |
|---|---|
| 日東駒専(首都圏の私立大学群) | 日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学 |
| 産近甲龍(関西圏の私立大学群) | 京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学 |
| その他の地方国公立大学 | 新潟大学・信州大学・静岡大学・金沢大学・岡山大学・広島大学・熊本大学 など |
| その他の地方私立大学 | 南山大学・愛知大学・大東文化大学・亜細亜大学・帝京大学・西南学院大学 など |
学歴フィルターの存在を知ると、不安に感じる就活生も多いはずです。しかし、就活は学歴だけで決まるものではありません。キャリパンでは、専任のアドバイザーがエントリーシート添削や面接対策を無料でサポートしています。学歴に不安がある方でも、個別に最適な就活戦略を相談できるため、安心して選考に臨めます。


学歴フィルターを採用している企業の特徴
就活において学歴フィルターを導入する企業には、いくつか共通する傾向があります。
応募者数が多い企業
特に総合商社やメガバンク、テレビ局といった人気企業では、毎年数万人規模の応募があり、すべてのエントリーを公平に審査するのは現実的に難しいからです。
そのため特定大学以外の学生が選考に進みにくい状況が生まれます。
新卒採用のコスト制限を重視している企業
特に金融やコンサルティング業界では、限られた採用枠を上位大学に集中させることで、採用後の教育コストを抑えています。
この仕組みが学歴フィルターにつながっています。
社員の出身大学に偏りがある企業
そのため、同じ大学からの採用が慣例的に続き、結果的に学歴フィルターのような仕組みが強化されます。
これは「既存社員と相性が良い」と判断されやすいためです。
ブランドイメージを重視する企業
そのため、東大・京大・早慶などからの採用比率を高く維持することにこだわり、結果として学歴フィルターが色濃く現れます。
ブランド維持のための戦略的な判断といえます。
学歴フィルターを乗り越えて就活を成功させる方法
学歴フィルターがあるのは事実ですが、それを理由に就活を諦める必要はありません。
工夫次第で十分に突破可能です。
学歴よりも評価されるスキルを身につける
たとえばTOEIC800点以上の語学力や、インターンで培ったマーケ施策の実績があれば、採用担当者の印象は大きく変わります。
学歴に不安がある人ほど「数字で示せる強み」を作ることが効果的です。
さらに、資格やポートフォリオを用意することで、客観的に評価されやすくなります。
OB・OG訪問やリファラル採用を活用する
特にリファラル(社員紹介)採用は、社員の推薦があることで選考が有利に進むケースが多いです。
学歴に左右されないルートを積極的に使うことで突破口を開けます。
こうしたつながりは、入社後のキャリア形成にも役立つ可能性があります。
中小・ベンチャー企業も視野に入れる
たとえばIT系ベンチャーでは「成長意欲」「柔軟な発想力」を評価されやすく、学歴は二の次になります。
企業規模にこだわらず幅広く挑戦することが重要です。
実際にベンチャーで経験を積んでから大手へ転職するケースも増えています。
エントリーシートと面接対策を徹底する
逆に、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)やインターン経験を具体的に話せれば、高学歴の学生に劣らない評価を得られます。
模擬面接や添削サービスを活用して、伝え方を磨くことが大切です。
さらに、企業研究を深めることで説得力のある回答が可能になります。
採用時期の後半や追加募集を狙う
大手企業でも採用予定人数に届かない場合、夏以降に追加募集を行うケースがあり、その際は基準が柔軟になりやすい傾向があります。
実際に秋冬採用では、早期選考よりも倍率が下がり、地方大学や中堅大学の学生でもチャンスを得やすくなります。
そのため、こまめに採用情報を確認し、エントリー期限を逃さないことが重要です。
まとめ
就活における学歴フィルターは、確かに存在します。
しかしそれは一部の企業や業界に限られ、多くの企業では人物重視・スキル重視の採用が行われています。
大切なのは、学歴にとらわれず「自分に何ができるか」を明確に伝えることです。
スキル習得やOB訪問、中小企業への挑戦など、行動次第で選択肢は大きく広がります。
学歴を理由に諦めるのではなく、戦略的に就活を進めていくことが成功への近道です。
学歴に不安を感じていても、就活を有利に進める方法は必ずあります。
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