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就活全落ちのその後はどうなる?高学歴からニートまでの実態と対策

就職活動に関して「全面落ち」という状況に陥ることは、決して珍しいことではありません。

しかし、全落ちには相応の背景や理由が存在し、それを理解することが次の一歩へ繋がります。

今回の記事では、就活で全落ちの原因とその対策、さらには全落ち後の進路や成功を掴むための危機について詳しく解説し、困難な状況を乗り越えるためのヒントをお届けします。

この記事を読むのがおすすめな人
  • 就活全落ちするか不安な人
  • 就活に全落ち後の対応方法を知りたい人
目次

就活全落ちとは?背景と現状

就活全落ちとは、応募した企業からすべて不採用通知が来てしまう状態のことを意味します。

これは、特に最近の間で増加している現象です。背景には、企業が求めるスキルの高度化などがあり、少しでもミスマッチを感じた学生を早い段階で諦める傾向が強まっていると言われています。

また、コロナ禍による採用活動のオンライン化も影響しています。オンライン面接では対面で得られるような空気感や人柄のアピールが雄弁で、多くの学生が面接でうまく自分を表現できず、結果として全落ちするケースが多々あります

高学歴でも全落ちする可能性がある

高学歴であっても完全に落ちる可能性はあります。

特に就活においては、学歴だけではなく、企業は実務経験や人間力、即戦力となるスキルを重視する傾向があります。

学歴が通用するという思い込みから自己PRや面接準備を怠ってしまう学生も少なくありません。

その結果、他の学生に比べて準備不足となり、採用担当者に好印象を与えられず不採用となる場合もあります。

また、あまりにも高い学歴を持っている場合、逆に企業には「うちでは選考辞退されそうだから落としておこう」と思われることもあります。

なぜ全落ちしてしまう?就活全落ちのよくある理由

人気の企業を受けすぎている

全落ちしてしまう可能性として、人気の企業を受けすぎている可能性が高くあります。人気企業の採用人数はかなり限られています。

例えば、人気企業Googleでは、採用人数が少ない場合・レイオフを実施する場合に株価が上がるなど、上場企業では採用人数が少ない方が投資家から評価されるケースも多くあります。

このことから、人気企業や上場企業ほど新卒の倍率が高いために、人気の企業ばかりを受けていると全落ちしてしまうと言えるでしょう。

人気企業の新卒採用倍率は60倍以上と言われています。60回受けて、1回受かる程度です。60社未満しかエントリーしていない場合には全落ちしても仕方ないともいえます。

基本的な対策が漏れている

就活で全落ちしてしまう主な理由の一つは、基本的な対策が漏れていることです。自己分析ができておらず、自分の強みや弱みを正確に把握できていないケースなどがあります。

さらに、企業研究の不足も問題です。各企業の求める人材像や企業文化を見極めないまま応募すると、面接やエントリーシートでアピールが足りなくなってしまうケースもあるでしょう。さらに、面接本番で緊張してしまい、十分なパフォーマンスを発揮できないこともあります。

自分に合った業界を受けられていない

他の理由としては、応募企業の数や業界の選択が偏っていることが挙げられます。他の企業に目を向けることで、より自分に合った企業を見つける機会がたくさんあります。

もしかしたら、今受けている業界は自分と相性が悪いのかもしれません。

自己分析ができていない

自己分析が甘いと、自分の強みやアピールポイントが不安になり、面接やエントリーシートで企業に対して効果的に自己表現ができません

面接官が「この人の強みには一貫性がないな」「自分のウリポイントを理解していないな」と思ったら、すぐ落とされてしまいます。

スケジュール管理が不足している

スケジュール管理の不備も原因の一つです。 エントリーシートの提出や面接の日程をしっかり把握せず、準備が十分でない状態で臨んでしまうと、結果に対策不十分で落ちてしまうことがあります。

タイミングを逃さず、事前準備にしっかりとした時間を置くことが重要です。

自身が欠如している

自信の欠如や焦りも大きな課題です。自分に自信が持てない状態だと、面接官に不安な印象を与え、否定的な評価に繋がります
自分の経験やスキルに対する自信を持って、落ち着いて選考に悩むことが重要です。

就活全落ちしてしまった場合の進路と選択肢

就活で全落ちしてしまった場合でも、進路の選択肢は豊富にあります。例えば、以下の通りです。

もう一度就活する

完全に就活に全落ちしてしまった後でも、もう一度就活を続けることもおすすめです。 就活は一般的に冬から春にかけて行われてはいるものの、これは、あくまで経団連が定めている内容です。法律で決まっている就活期間はありません。
企業を選ばなければ、一年中、採用活動自体はされています。
このため、再チャレンジのために自己分析を優先し、選考に落ちた原因を改善し、次回の就活に備えて、再度選考を受けなおしてみましょう
また、秋の採用活動をしている上場企業も多いため、秋選考を受けることもおすすめです。

秋選考を実施する大手10社

大学院や資格スクール・留学などで学び直す

資格取得や専門学校への進学、留学を検討することも重要です。 キャリアの幅を広げながら、次のステップでより自信を持って駐在するための基盤を作ることができます。

まだ自分に学びが足りないと思う場合には、ぜひ検討しましょう。自分の将来設計に合った進路を選択し、長期的な視点でキャリアを見直すことが大切です。

全落ちしたまま卒業しニートになる

全落ちしたまま卒業し、ニートになることもできます。これは非常に不安を感じる状況ですが、失敗ではありません。この期間を有効活用することが重要です。

インターンなどに積極的に参加し、成長する機会をつくりましょう。そこでの社会経験を踏まえ、資格を取得するための勉強をする、あるいは次の就職活動の準備を進めるなど、時間を無駄にせず自己成長につなげることが大切です。

就職みらい研究所の調査によると、2022卒の学生において3月卒業時点で約96%の人が、内定が出ているようです。 約4%の人は内定がないままニートとして卒業しています。

アルバイトや契約社員で働く

就活失敗してしまったけれど、行きたかった業界にアルバイトであれば採用をもらえた、というケースもあるでしょう。アルバイトや契約社員で働くことも、キャリアにおいて失敗ではありません。

行きたい業界、やりたい仕事などこだわりがあるのであれば、雇用形態に関わらずアルバイトなども検討してみましょう。

就活で落ちるのは当たり前?全落ちを防ぐための対策

就活において、不採用通知を受け取る経験は、ほぼ100%の就活生が経験することです。多くの学生が何度も落ちる経験をします。
完全落ちを防ぐためには、事前の準備が大切です。以下の準備を最低限しておくことができれば、全落ちは防げるでしょう。

  • 自分の強みをしっかりと研究し、エントリーシートや面接で効果的にアピールすることができるように予行演習する
  • 企業研究を慎重に行い、応募する企業ごとの特徴を見極め、面接に挑戦する

【フェーズ別】就活全落ちを防ぐための具体的な対策

インターンや書類選考など初期フェーズで落ちる場合

インターンや書類選考などの初期フェーズで全落ちが続く場合は、基本的な対策で間違いがあることが多いです。履歴書に誤字がないかなど基本的なところをチェックしましょう。

  • 履歴書に誤字がないか
  • 期日を守って出しているか
  • 多くの企業にエントリーしているか
  • 最低限のマナーを

人気の企業の書類選考は落ちて当然なので、たくさんの企業に応募しましょう。

面接で落ちる場合

面接で落ちる場合、コミュニケーション能力や自己アピールに課題があることが考えられます。 面接では、発言を用意しているだけではなく、相手に対して魅力的な印象を考えることが重要です。 自己PRや志望動機を事前にしっかり準備し、相手の質問に対して適切かつ自然に答えられるよう練習しましょう。
また、面接官の意図を理解してしっかりとじっくりスキルを磨くために、模擬面接を積極的に取り入れることも有効です。
以下の点を見直してみましょう。

  • 自己PRや志望動機を明確に作りこめているか
  • 質問に対して冷静に返し、QAがズレないようにしているか
  • 模擬面接を繰り返して練習したか
  • 話すスピードやトーンを意識して自信を持って話せているか

集団面接で落ちる場合

集団面接では、他の候補者との差別化が重要です。個性を発揮しつつも、協調性をアピールできるかがポイントになります。自己主張が強すぎたり、逆に消極的すぎると評価が下がってしまいます。
他の候補者が話している内容に対して適切に反応し、会話に自然に捉える姿勢が重要です。

  • 他人とのバランスを取った発言をしているか
  • 他の人の意見に共感や賛同を示せているか
  • 自然な振る舞いを意識しているか

グループワークで落ちる場合

グループワークでの全落ちの原因は、リーダーシップやチームワークに関するスキルが求められることが多いです。 積極的に意見を出すことは大切ですが、同時に全体の意見を尊重し、チーム全体の前進に貢献できる姿勢が評価されます。自分の役割を自覚し、チームの目標達成に向けた協力を示すことが大切です。

  • リーダーシップとフォロワーシップのバランスがとれているか
  • チーム全体を考えた行動をとれているか
  • 他者の意見を尊重しつつ積極的に意見を考えているか
  • 役割分担における自分の役割を考えて実行できているか

最終選考で落ちる場合

最終選考での全落ちは、企業側が求める「最適な人材」とのミスマッチが原因であることが多いです。
ここでは、業界や企業に対する理解や、企業のビジョン・ミッションに対する共感が問われます。その企業でどう貢献できるか、企業と自分の成長を踏まえて具体的に伝えることが重要です。また、これまでの面接とは異なる角度の質問に備え、入念な企業研究と自己分析を行うことが大切です。

  • 企業のビジョン・ミッションを深く洞察し、自分の考えへ繋げているか
  • 自分のスキルや経験を踏まえて貢献できるか具体的に伝えているか
  • 自己分析を前提に、企業の期待に応える姿勢を示せているか
  • 逆質問を準備し、企業に対する興味・熱意をアピールしているか

就活全落ちから成功を続けるために必要な対策

完全落ちの経験は、多くの学生にとって辛い出来事ですが、大事なのはそのあとの行動です。

諦めずにエントリーを増やす

まずは何よりも、決してあきらめずに新しいエントリーをしていきましょう。人気の企業は、全落ちしてしまうのが当たり前です。
このため、諦めずに母数を増やしていくことが一番有効で内定への近道なのです。

完全落ち後のメンタルケアをする

完全落ちを経験すると、精神的に大きく凹んでしまいやすいです。 この時期にメンタルケアをしっかり行うことができると、その後の再チャレンジの成功に繋がります。気分転換に友達と遊んだり、旅行に行ったりしましょう!

就活エージェントに頼る

専門家は就活のプロなので、ぜひ就活エージェントに頼ることはおすすめです。自分で自分の何が悪かったのかを一人で考えることは至難の業でしょう。
そのため、就活エージェントなどのキャリアアドバイザーがおすすめなのです!

まとめ

就活に全落ちしてしまうと不安な気持ちになるかと思いますが、意外と原因が見つかればサクッと内定を取ることも可能です!ぜひこの記事を参考に、原因を見つけ出してみてください。

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この記事の監修者

大塚 教平のアバター 大塚 教平 シナリオ・プランニング株式会社 代表取締役

人気企業ランキング常連のベンチャー企業であり、採用倍率1000倍の会社に新卒として入社。
社会人2年目でシナリオ・プランニング株式会社を創業し、今では年間4万人が応募する人気企業に成長させる。
複数の会社の経営にも参画し、取締役、監査役、投資家、とある村の共同オーナーなど、活躍の幅を広げている。
Z世代層の支援者(企業)として、累計8,000人の就活をサポート。現在は「モテ就活」の編集責任者も務める。

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