SPIの非言語は難しすぎ?ボロボロな人向けの簡単練習問題をコツ・頻出順で完全対策

SPIの非言語分野は、多くの就職活動生が選考過程で直面する大きな壁の一つです。
問題の難易度や出題範囲の広さから、「難しすぎ」「対策方法がわからない」といった声が数多く聞かれます。
重要なのは、なぜ難しく感じるのかを理解し、出題傾向に合わせた効率的な学習を行うことです。
この記事では、SPIの非言語が「難しすぎ」と感じる理由を分析し、頻出分野の練習問題と具体的な対策方法を網羅的に解説します。
- SPIの非言語で高得点を獲得し、周囲と差をつけたい就活生
- 効率的で正しいSPI非言語の対策方法を具体的に知りたい就活生
- 非言語問題に対して強い苦手意識や不安を感じている就活生

SPIの非言語が「難しすぎ」と言われる3つの理由
SPIの非言語分野がなぜ多くの就活生にとって「難しすぎ」と感じられるのか、その背景には明確な理由が存在します。
ここでは、その主な3つの理由を掘り下げて解説します。
問題のパターンが多く、応用力が求められるから
例えば、最頻出分野である「推論」では、与えられた複数の条件を整理し、論理的に結論を導き出す思考力が試されます。
これには決まった解法が存在しないケースも多く、その場で情報を正確に読み解き、整理する能力が不可欠です。
さらに、一つの問題の中に「割合」と「損益算」のように、複数の分野の知識を組み合わせて解くことを要求される場合もあります。
こうした問題は、各分野の基礎を理解しているだけでは不十分で、知識を柔軟に活用する応用力がなければ太刀打ちできません。
多くの就活生がSPIの非言語対策でつまずくのは、このパターンの多様性と求められる応用力の高さが原因です。
1問あたりにかけられる時間が短いから
例えば、一般的なWebテスティング形式では、約35分の試験時間で30問以上を解く必要があります。
問題一つひとつの難易度は、時間をかければ解けるレベルであったとしても、この短い制限時間の中では話が別です。
焦りから問題文を誤読したり、簡単な計算ミスを犯したりといったケアレスミスも誘発されやすくなります。
時間内に全問を解き終えるためには、問題を見た瞬間に解法パターンを思い出し、迷いなく計算を進めるスピード感が必要です。
中学・高校数学の公式を忘れているから
例えば、損益算における「原価・定価・売価」の関係式、速度算で用いる「き・は・じ」の公式、確率を求める際の「順列(P)」と「組み合わせ(C)」の使い分けなど、基礎的な数学知識が前提となります。
特に、文系の学生や、大学で数学に触れる機会がなかった学生にとっては、これらの公式を思い出すことからSPIの非言語対策を始めなければなりません。
数学から長期間離れていたために、基本的な計算方法や概念自体を忘れてしまっているケースも少なくありません。
この知識のブランクが、問題への苦手意識を生み出し、「難しすぎ」と感じる心理的な壁になっています。
【頻出順】SPI非言語の出題分野一覧と練習問題
SPIの非言語を攻略するためには、どのような問題が出題されるかを知ることが第一歩です。
ここでは、出題頻度が高い順に各分野の特徴と、対策のポイントを簡単な練習問題と共に解説します。
【最頻出】推論
この分野の対策を疎かにして高得点を狙うことはできません。
対策の鍵は、複雑な条件を図や表を用いて視覚的に整理することです。
情報を正しく整理できれば、答えは自ずと見えてきます。
【解説】
A > B という条件から、AとBの平均であるCの体重は、Aよりは軽く、Bよりは重くなります。したがって、体重の重い順は A > C > B となります。
割合と比
この分野は、損益算や濃度算など、他の多くの分野の基礎となるため、確実な対策が求められます。
特に「もとにする量」「くらべる量」「割合」の3つの関係性を正しく理解し、百分率(%)の計算に慣れておくことが重要です。
【解説】
男子生徒の割合が45%なので、女子生徒の割合は 100% – 45% = 55% となります。よって、女子生徒の人数は 500人 × 0.55 = 275人 です。
損益算
ビジネスシーンでの必須知識でもあるため、SPIでは頻出となっています。
対策のポイントは、それぞれの用語の意味と関係性を正確に覚えることです。
「利益 = 売価 – 原価」という基本公式に加え、「〇割引き」といった表現を素早く計算式に変換できるかが問われます。
【解説】
利益は 1,000円 × 0.2 = 200円 です。定価は「原価+利益」なので、1,000円 + 200円 = 1,200円 となります。
速度算
「き・は・じ」の図で公式を覚えるのが一般的です。
対策で特に注意すべきは「単位の変換」です。
時速(km/h)を秒速(m/s)に直すなど、問題で使われている単位を揃えてから計算する癖をつけましょう。
【解説】
まず、時速72kmを秒速mに変換します。72km/時 = 72000m/3600秒 = 20m/秒。したがって、10秒間で進む距離は 20m/s × 10秒 = 200m となります。
集合
この分野の対策で最も有効なツールが「ベン図」です。
問題文の条件をベン図に書き込んでいくことで、複雑な関係性を視覚的に捉えることができ、計算ミスを大幅に減らすことができます。
【解説】
英語か数学の少なくとも一方が得意な生徒の数は、15人 + 12人 – 5人 = 22人 です。したがって、どちらも得意ではない生徒は、クラス全体の30人から22人を引いて、30人 – 22人 = 8人 となります。
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SPI非言語の効率的な対策4選
SPIの非言語で高得点を取るためには、やみくもに勉強するのではなく、戦略的かつ効率的に対策を進めることが不可欠です。
ここでは、多くの就活生が実践し、成果を上げている効率的な対策方法を4つ紹介します。
まずは1冊のSPI非言語の対策本を完璧にする
市販されているSPI対策本は、どれも出題範囲を十分に網羅しており、内容に大きな差はありません。
大切なのは、1冊の本を何度も繰り返し解くことで、解法パターンを完全に自分のものにすることです。
1冊を極めることで知識が定着し、応用力が身につきます。
まずは「この1冊なら何でも解ける」という状態を目指すことが、SPIの非言語対策を成功させるための最短ルートです。
頻出分野から優先的に取り組む
SPIの非言語には、「推論」や「割合と比」「損益算」のように、ほぼ毎回出題される頻出分野が存在します。
これらの分野を早い段階でマスターすることで、得点基盤を安定させることができます。
限られた時間の中で成果を出すためには、出題頻度に応じた優先順位付けが欠かせません。
この戦略的なアプローチが、効果的なSPIの非言語対策の鍵となります。
時間を計りながら練習問題を解く
SPIの非言語は、1問あたり約1分という厳しい時間制限との戦いです。
練習の段階からストップウォッチを使い、「1問1分」という時間感覚を体に染み込ませましょう。
時間を計ることで、自分の苦手な問題や時間がかかりすぎる問題が明確になり、対策の精度も上がります。
この地道な時間管理トレーニングこそが、ライバルと差をつけるSPIの非言語対策です。
解き方を完璧に理解できるまで復習する
多くの学生が、答え合わせをして解説を一度読んだだけで満足してしまいますが、それでは応用力は身につきません。
なぜその公式を使うのか、なぜそのように立式できるのか、といった「なぜ」の部分を自分の言葉で説明できるレベルまで深く理解することが重要です。
この「完璧な理解」を追求する姿勢こそが、SPIの非言語対策の質を決定づけます。
まとめ
本記事では、SPIの非言語が「難しすぎ」と感じられる理由から、頻出分野の練習問題、そして具体的な対策方法までを網羅的に解説しました。
SPIの非言語問題は、問題パターンの多様性、厳しい時間制限、そして忘れてしまった数学の公式といった要因から、多くの就活生にとって高いハードルとなっています。
しかし、正しいアプローチで対策を進めれば、SPIの非言語は決して乗り越えられない壁ではありません。
まずは頻出分野を優先的に学習し、1冊の対策本を繰り返し解き込み、すべての解法パターンを自分のものにすることが重要です。
そして、常に時間を計りながら問題を解くことで、本番のスピード感に対応できる実戦力を養い、徹底した復習によって理解を深めていく。
このサイクルを継続的に行うことが、最も効果的なSPIの非言語対策です。
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