就活面接で好印象を残す自己紹介:新卒・既卒の成功パターンを徹底解説!

就活面接に必要な自己紹介。「何を自己紹介したらよいかわからない……」と悩んでいませんか?
この記事では、自己紹介の重要性や就活面接で好印象を残すポイントについてお伝えします。
- 就活面接の自己紹介のやり方がわからない方
- 自己紹介の改善や練習法が知りたい方
- 自己紹介の書き方や例文を知りたい方
自己紹介の基本と面接での役割
面接において自己紹介は第一印象のイメージを決める大事な場面になります。
この自己紹介がうまくいったか、その後の面接を左右するといっても過言ではありません。自己紹介の重要性と役割についてお伝えします。
自己紹介の重要性と目的
先ほどもお伝えした通り、自己紹介がうまくいったかにより、その後の面接を左右します。例えば、第一印象で暗いイメージを持たれてしまうと「会社で上手くやっていけるかな?」と思われてしまう可能性が高いです。
逆に明るいイメージを持たれていれば、その後多少の失敗をしても「緊張しているのかな?」ぐらいで済みます。
第一印象が選考を左右する大事な場面となるため、しっかりと準備をしておく必要があるでしょう。
面接における自己紹介の役割と効果
面接における自己紹介は、書類上ではわからない応募者の性質をより深く知るための役割を持っており、自己紹介で会話のきっかけを作り、応募者の緊張をほぐして、普段の状態に近づけるためです。
この他にも、応募者のコミュニケーションスキルを確認する、既卒であれば経歴を簡単に把握することで後の質問でより深く知るためと、自己紹介は面接において重要な役割を持っています。
自己紹介で伝えるべき情報とは?
自己紹介で伝えるべき情報は新卒と既卒で少し異なります。
新卒であれば、大学名と名前、年齢といった基本情報を伝えてから、一番知ってほしい長所や特技を簡潔に伝えると好印象を持たれやすいです。
既卒であれば、名前、現職の仕事内容とポジション、実績や学んだこと、身につけたスキルを短く伝え、その実績や身につけたスキルがどう役立つのか伝えるのが良いです。
ただし、新卒も既卒も最初の印象が大事となるため、明るく元気に情報を伝えると、面接官によい印象を与えることができるでしょう。
自己紹介の構成とポイント
自己紹介の基本的な流れと構成
応募者の自己紹介は面接官が軽く自己紹介をした後に始まることが多いです。
ただ、構成に関しては新卒と既卒によって少し異なってきます。
- 名前などの個人情報
- 長所や特技
- 入社の意欲
- 最後の締め
- 名前などの個人情報
- 現職の仕事内容や実績
- 現職の仕事の繋がりと入社の意欲
- 最後の締め
構成は少し変わりますが、最初の挨拶と最後の締めの流れは一緒になります。新卒・既卒ともに上記4つの内容を簡潔にまとめて話せるようにしましょう。
新卒・既卒のための自己紹介例文とその活用法
先ほどもお伝えした通り、新卒と既卒では自己紹介のやり方が異なるため、例文をお伝えします。ぜひ、参考にしてみてください。
新卒向けの自己紹介例文
はじめまして。 〇〇大学△△学部□□生の<氏名>と申します。 大学では不動産のことについて学んでおります。 長所は、何事にも諦めないことです。 貴社の諦めないで挑戦という言葉に惹かれ、志望しました。 本日は、貴重なお時間を頂き、ありがとうございます。 何卒よろしくお願いいたします。 |
部活動や学業経験を活かした自己紹介の作り方
もし、上記の例文で部活動や学業経験を頑張ったことを自己紹介でアピールしたい場合は、長所の後ろに追記しましょう。
部活動の経験を活かしたい場合
- 長所は何事も諦めないことです。小学生から大学まで野球を続けて来た。
- 試合では、どんな状況でも諦めずに臨んだ結果、高校では甲子園出場、大学ではリーグ戦優勝した。
資格を取得したことを活かしたい場合
- 長所は何事も諦めないことです。大学では不動産業に必要な宅地建物取引士の資格取得を目指した。
- 万全な状態で大学1回生・2回生のときに受験した際は落ちたが、勉強方法や今までのやり方を変えて大学3回生で臨んだ受験で見事受かることができた。
上記のように、長所は何かを伝えて、具体的なエピソードを付け加えることができれば、自己紹介により筋が通り面接官への印象も残りやすくなるでしょう。
既卒向けの自己紹介例文
改めまして<氏名>と申します。 前職は、〇〇会社のIT事業部に所属し運用・保守、テクニカルサポートのメンバーとして業務に携わっております。 主な業務としては、定例作業、お客様のお困りごとの解決や障害の対応、実機のメンテナンスを行っています。 お客様の困りごとは1日に5件ほど対応、定例作業においては当初は手動でやっていたものを8割方自動化しました。 貴社でも、運用・保守の経験を活かし、自動化といった運用の効率化を図っていきたいです。 本日は、貴重なお時間を頂き、ありがとうございます。 何卒よろしくお願いいたします。 |
前職経験を含めた自己紹介の工夫
前職経験を含めて自己紹介をする場合は、実績を数字として出すことが大事です。
例えば、営業の場合であれば、平均の契約数を前置きし、自分の1か月の契約数を伝えて前年度よりどれだけ売上に貢献したか伝えましょう。
コールセンターのインバウンド業務であれば、1日どれだけ受電して解決してきたのかなど具体的な数字を出します。面接官もその実績を上げた過程について質問しやすくなり、より自分をアピールすることに繋がります。
自己紹介に関連する面接の質問と回答例
次に、自己紹介に関連する面接の質問と回答例について詳しくお伝えします。
長所・短所に関する質問への回答例
長所を効果的に伝えるための自己紹介例文
長所を効果的に伝えるためには、長所を一言で伝え、根拠となるエピソードを話し、最後に応募先でどう活かすか話すことで、説得力のある自己紹介ができるでしょう。いくつか箇条書きで例をお伝えします。
- 長所は協調性があり、人の話を取りまとめることができる
- 飲食店のバイトリーダーとしてさまざまな世代の間に入り、意見を聞いた
- その結果、全員で協力する体制が作れ、顧客満足度も上がった
- 状況を見極めて対応する力は、社会人になっても活かせるのではないかと思った
- 長所は信頼関係を築き、円滑なコミュニケーションが取れること
- 前職ではリーダを任されており、メンバーが働きやすいようにと定期的に声掛けをしていた
- また、様子が気になる子がいれば個別で話をして、悩みを聞いていた
- その結果、定着率が上がり優秀な人材が育成でき、会社に貢献できた
- 貴社でもメンバーと気軽に話せる環境を作り優秀な人材を育成していきたい
人には、多くの長所があり、たくさんアピールしたいかもしれませんが、応募先に合ったものを一つだけピックアップして、自分なりのアピール方法で面接官の印象を高くしましょう。
短所を正直に伝える際の工夫と例文
面接では短所について聞かれることが多いです。これは、マイナス評価をつけたいのではなく、短所とどのように向き合っているのか面接官が知りたいからです。
トラブルや壁に当たった際にどのように向き合えるのかを「短所はどこ?」と知ろうとしているのです。
短所は正直に伝えるのが大事ですが、運動が苦手や身長が低いといった仕事にそこまで影響のないものを答えるのはNGです。
マイペースやせっかち、計画性がないといった企業にとって必要なスキルを短所として伝えるようにして、どのように改善していっているのか、意識していることを伝えましょう。
- 短所は計画性がないこと
- 優先順位をつけないで仕事をしていたことで、苦労することが多くあった
- 状況を改善するために、まずは今持っているタスクをメモに書き出し、優先順位をつけていくことを試みた
- 結果として、仕事の優先順位がつけることができ、今必要な仕事に集中できるようになりました。また、タスク整理を行ったことで、チームの仕事を貰ったり、逆に仕事を巻き取ってもらったりして、仕事が円滑に回るようになった
- 御社でも、日々のタスクをしっかりと管理して、仕事を円滑に回していきたい
志望動機と自己紹介の関連性とその表現方法
志望動機と自己紹介は高い関連性があります。例えば、自己紹介で「コミュニケーション能力が売り」とアピールしているのに、志望動機では「黙々と一人で仕事を遂行できる」と言われると、強みを活かせないのでは?と思われます。
そのため、志望動機と自己紹介は一貫性を持たせて「自分のやりたいことや理想が御社なら叶う」ことを伝えましょう。
ただし、自己紹介の場面で詳しい志望動機を話してしまうと、長くなってしまいます。志望動機は別途聞かれることが多いため、自己紹介では1文~2文程度に抑えて、次の質問への足掛かりとするとよいでしょう。
自己紹介の改善と練習法
面接本番前に自己紹介の練習をして面接対策を行う方がほとんどでしょう。ここでは自己紹介のブラシュアップするやり方や改善方法、自己紹介のまとめ方についてお伝えします。
自己紹介をブラッシュアップする方法
ブラッシュアップとは、今あるものをさらに良くすること、磨きをかけることを意味します。最初から100点を狙うのではなく、70点や80点のものを100点に近づけるイメージになります。
自己紹介をブラッシュアップする方法は、まずは自己紹介で話したい内容を書き出すことです。最初から完璧なものを作ろうとせずに、まずは自分の伝えたいことを書きましょう。その次に、読み返しを行い自己紹介で不要な部分を削っていき、必要な情報だけ残します。
必要な情報を残せば、次はエントリー予定の企業に合わせて、伝えたい情報を絞っていきます。
例えば、長所が2つある場合、エントリー予定の企業に好印象を与えそうな長所を1つだけに絞ります。
最後に、自己紹介の構成とポイントでもお伝えした通りの流れで文章を作っていくとよいでしょう。
他者からのフィードバックを活用し改善する方法
自己紹介の改善には他者からのフィードバックを活用しましょう。新卒であればキャリアセンターの方に相談をし、既卒の方であれば、転職エージェントといったキャリアアドバイザーの方に相談し面接の練習を実施しフィードバックを貰います。
もっと強調すべき箇所はあるのか、もう少し削る箇所はあるのか、プロの目線で見てもらうと、自己紹介がさらに磨きがかかります。また、面接の練習をすることで面接の一般的な流れを把握できるため、自己紹介以外の部分でも準備がしやすくなるでしょう。
1分間の自己紹介をまとめるコツと練習方法
面接の自己紹介は1分で収めるのが基本です。すべての面接で適用されるわけではありませんが「自己紹介をお願いします」と言われた際は、自分のことを簡潔に説明できる能力があるか見られていますので、目安1分で自己紹介を終えるようにしましょう。
1分以内で効果的に自己紹介をまとめるコツと気を付けるポイント
1分以内に自己紹介をまとめるコツとしましては、自己紹介の構成とポイントでお伝えした構成を意識して作ることです。また、長所は1つに絞り、文字数としては300文字を目安にしてください。
気を付けるポイントとしては、志望動機や自己紹介の後に聞かれる質問と整合性をしっかりと取れるようにすることです。自己紹介とその後の質問で食い違いが出ると、面接官に不信感を与えてしまうため、応募書類を見直して、アピール内容がバラバラにならないように注意しましょう。
自己紹介の練習には家族や友人に協力してもらう
出来上がった自己紹介の練習には、家族や友人に協力してもらうとよいでしょう。さきほど、キャリアセンターやキャリアアドバイザーといったプロの目線で見てもらい、自己紹介を改善する旨をお伝えしました。
ただ、すぐにサービスが利用できるわけではなく、面接対策も予約が必要なことが多く、練習したいからすぐに使いたいというわけにはいきません。また、何度も練習したい場合はその都度予約や時間の都合をつけなければなりません。
まずは、家族や友人に自己紹介の練習に付き合ってもらうようにお願いしてみましょう。自分では気付かなかったマイナス要素が出てくるかもしれません。
まとめ
自己紹介の構成やまとめ方、例文についてお伝えをしました。面接の場において自己紹介は最初の印象を決める大事な要素です。
自己紹介で悪いイメージを持たれてしまうと、その後、どれだけ良かったとしても最初のイメージを払拭することが難しくなります。そのため、自己紹介の準備は念入りにしなければなりません。
ブラッシュアップをしっかりと行い、キャリアセンターやキャリアアドバイザーといったプロの目線、気軽に協力してくれる家族や友人と練習を行い自己紹介に磨きをかけて内定を手に入れてください。
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