海外のインターンとは?大学生にとってのメリットと意味ないと言われる理由

近年海外志向が高まるなかで、海外でのインターンに興味を持っている人もいるのではないでしょうか。
今回は、海外インターンについて、内容や就活におけるメリットデメリットを紹介します。
- 海外のインターンが気になっている人
- 海外のインターンでガクチカを作りたい人
- 海外でインターンにすることのメリットを知りたい人
大学生の海外インターンとは
大学生が参加できる海外インターンとはどのようなものなのでしょうか。詳しく解説します。
種類
まずは、海外インターンにどのような種類があるのかみてみましょう。
金銭面
海外インターンシップには、国内のインターンシップと同様に、無給インターンシップと有給インターンシップの両方があります。
有給インターンシップでは、実際の業務に対して報酬が支払われるため、経済的なサポートが得られる一方で、無給インターンシップでは報酬がない場合があります。
しかし、無給のインターンシップであっても、企業や組織が現地での生活費や宿泊費を一部補助してくれる場合があり、完全な無給というわけではありません。
さらに、海外インターンに参加する際には、奨学金や助成金といった各種の金銭的支援制度を活用することで、参加費や渡航費などの経済的負担を軽減できる可能性があります。
これらの支援制度をうまく活用すれば、金銭的な不安を抱えずに、より多くの学生や若手が国際的な経験を積むことができるため、将来のキャリア形成にも大いに役立つでしょう。
期間
海外インターンシップの期間についても、国内インターンシップと同様に、短期間から長期間までさまざまな選択肢があります。
インターンシップの期間は、業界や企業の形態、地域、そしてプログラムの目的に応じて大きく異なるため、自分のニーズや目標に合わせたプログラムを選ぶことが可能です。
特に、特定のスキルを学びたい場合や実務経験を積みたい場合、その目的に合った期間を選ぶことが重要です。
日本の短期インターンシップと言えば、多くの場合、最長でも5日間程度の「5days」と呼ばれる短期プログラムを思い浮かべるかもしれませんが、海外インターンシップではそれに比べて期間がやや長く設定されていることが一般的です。
短期の海外インターンシップでも、最低でも1〜2週間はかかると見ておくと良いでしょう。
このような短期プログラムでも、現地での文化や業界に対する理解を深める機会を得られ、効果的な経験を積むことができます。
一方、長期の海外インターンシップでは、少なくとも3か月以上の期間が想定される場合が多く、半年や1年間にわたるプログラムも存在します。
長期間にわたるインターンシップは、実務の中で専門的なスキルを深く学ぶことができるだけでなく、国際的な環境でのコミュニケーション能力や文化適応力を高める絶好の機会です。
また、インターンシップ期間が長いほど、企業のプロジェクトに継続的に関わることができ、その分だけ得られる実績や成果も充実したものになるでしょう
内容
それでは、インターンのために海外に行くとなったら、どのような業務に携われるのでしょうか。
インターンの内容の例を紹介します。
例1~コンサル会社の事務~
まず紹介するのはアメリカのコンサル会社の事務のお仕事です。
無給で、3か月までの短期インターンになります。
日本企業向けに現地市場についてプレゼンを補助したり、一般的な事務をこなすといった形になります。
海外でオフィスワークを体験できるという、海外インターンならではの体験ができそうです。
必要言語も日常会話程度の英語となっているので、大学生なら気軽に応募できそうなラインになっているでしょう。
例2~飲食店で接客~
次に紹介するのは、アメリカの飲食店で接客サービスをするインターンです。
日本のアルバイトと比べても貴重な経験になることは間違いなしです。
こちらも無給かつ短期のインターンですが、賄いつき、寮完備となっており、外国から来たインターン生にとって優しい環境が整えられています。
海外で接客業と聞くと、どこかワーホリのような部分も感じられますが、3か月未満の短期間なので、ワーホリよりも気軽に始められるのがインターンの良いポイントです。
例3~NGOで教育支援~
日本のNGO主催の教育支援の業務に、カンボジア現地で携われるというインターンもあります。
海外でインターンと聞くと、このような業務を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
6か月から1年の長期インターンで、業務によっては報酬もある、有給のインターンです。
アジア圏の開発援助や教育支援に興味がある人にはピッタリです。
インターン生としても学ぶことが多く、帰国後の研究や勉強にも役立たせられるのではないでしょうか。
海外のインターンを探す方法
ここからは、どうやって海外インターンを探して参加すればよいのか、その方法を紹介します。
大学生協や留学の斡旋業者から探す
一つ目は大学生協や、留学の斡旋業者から探すという方法です。
この方法のメリットは日本の業者を通してコミュニケーションをとりながら応募できるので信頼できるところです。
また、一部手続きは生協や業者がやってくれるので、個人的な負担が軽くなるのも大きなメリットです。
自分で探して応募する
もう一つは、完全に自力で直接コンタクトをとるという方法です。
アクティボなどのサイトでは、随時海外でインターンやボランティアをしてみたい日本人学生を募集しています。
このようなサイトを使うことで、日本の業者を通すよりも短期間で手続きを進められます。
ただし、手続きはほぼ自力で行わなければいけないので、自分のことであっても責任は重大です。
費用
インターンを海外でする上で、必要な費用には、以下のようなものがあります。
行く地域や期間によっても本当にさまざまなので具体的な金額を示すことは不可能ですが、補助金や奨学金制度を使ことで、経費を最小限に抑えることも可能です。
- 航空券
- ビザ取得費用
- 住居
- 生活費
インターンを海外でするメリット
ここからは、インターンを海外で行うことのメリットを紹介します。
語学力が身に着く
海外で業務を始めるということは、それだけ語学力が身につくでしょう。
英語圏以外の国に行った場合でも、海外からのインターン生であれば英語を使うことが一般的なので、英語力がつくといえます。
ガクチカになる
海外でインターンをしたという経験は就活でアピールできるガクチカになるでしょう。
インターンを外国でするという大学生はまだまだ少数派なので、他の就活生と差別化された好印象を抱いてもらえるかもしれません。
海外企業の方が本格的な実務体験をさせてくれる
海外の企業の方が、インターン生にも本格的な実務をさせてくれるというメリットもあります。
日本でインターンに行っても、用意された課題に取り組むだけだったり、就活生同士でグループワークをして終わったという経験が日本人の就活生にはあるのではないでしょうか。
企業の実務に携わりたいという希望を叶えるために、海外の企業でインターンに行くという人もいるようです。
海外で生活することで多様な価値観に触れられる
こちらは、文化の面でのメリットになります。
異文化に触れることで、多様な価値観が分かるようになるでしょう。
日本にいるだけでは得られない大きなメリットであるといえます。
海外インターンは意味ないと思われる理由
海外にインターンに行くことには、否定的な意見があることも事実です。
就活において意味がないと言われてしまう理由は以下のように挙げられます。
- 短期間で思うような成長は見込めないから
- 参加するだけで満足してしまうかもしれないから
- 費用対効果が低いから
海外インターンをするときのよくある落とし穴
海外インターンをするときに気を付けたいポイントを紹介します。
このような点に気を付けて充実したインターン生活を送りましょう。
奨学金や補助金を使い忘れる
奨学金や補助金を利用することで、無料で行く方法もあります。
そのような機会を逃すのはもったいないですよね。
大学の国際課のような部署では、海外に行きたい学生向けの奨学金を随時紹介しています。
そのようなサイトを常にチェックして、申し込めそうな奨学金にはぜひ応募してみましょう。
日本人同士で仲良くなってしまう
せっかく渡航したのに日本人同士で仲良くなってしまい、結局日本語ばかり話していた、、というのは、留学の反省などでもよく挙がることですよね。
インターンでも同じです。
人気のインターン先は、日本人が複数いるというようなこともあるので、同じようなことが起こりやすいです。
海外までインターンに行く目的を明確にしましょう。
休学することになるおそれもある
特に長期でインターンに行く場合、大学を休学することになるかもしれません。
もちろん休学や、卒業年度が遅くなること自体は悪いことではありません。
ただし「絶対に4年で卒業したい」というふうに考えている人にとっては、海外インターンにいくことは少しリスクがあるかもしれません。
まとめ
今回は、海外のインターンについて紹介しました。
日本でインターンに行っても、海外の企業で行ってもメリットはたくさんあります!目的意識をもってぜひ自分に合う方を選んでチャレンジしてみてください。
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